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アルメニアタイルからクエルダセカ化 [トルコタイル]


引き続き、mieさん。
ラインはオレアリーバ
バックは工房でイチゴミルクと読んでいる15番(このときに誕生した色です)
緑:poco製(これはバレンシアの釉を真似て調合しました)
薄緑:ベルデービクトリアpoco製のガラス釉(これもバレンシアの釉を真似て調合しました)
ピンク:瀬戸釉の定番14番(このピンク系はスペインには無いのよ!日本特有で、始めは陶紫紅という顔料でつくってみたのですが、ものすご〜〜いブクのまるで宝石のような盛り上がり(すぎだ〜)になってしまったため、瀬戸に頼んで調合してもらいました)
水色:poco製のトルケッサとよんでいる5番のガラス釉
オレンジ:バルセロナガラス釉

注目すべきは、poco製のベルデービクトリアとバレンシアの顔料ベルデで、「禁断のクエルダセカ、ソブレクビエルタ」を行うと、ガラスの真ん中にラインが浮かぶの!!
なぜ、禁断かというと、、
ソブレクビエルタ(いわゆるマジョリカ焼きといわれる)技法は、キリスト教ヨーロッパ限定
クエルダセカはイスパノモレスクとも言われて、元イスラム教徒がキリスト教に改宗した、、その美術の特出したものや、想いっきりのイスラム圏のアラブの焼き物の技法なの(スペインで命名されたからスペインの技法なんだけれど、今でも、アメリカ合衆国に亡命したイランの陶芸家の作品というのを見たけれど(テレビで)彼は単に陶芸と言うだけで、クエルダセカとはいっていなかったの。まさにクエルダセカの絵タイルだったわ。
さてさて、そんな大きな違いのある(材料は同じよ、混ぜ方と比率が違うだけ)クエルダセカとソブレクビエルタは遠く離れたヒノイヅルクニ(世界中で陶芸の一番盛んなのは何を隠そうニッポンです)の私たちは、全部まぜちゃえ〜いいとこドリがスペイン流です!とばかりにどんどん技法も混ぜて、、おかげで発色はもう、無限大と言えるほどになっていますが、、この頃から既にその傾向がはじまっていたのです。。
みなさ〜〜ん。顔料を使うときは、「絶対白の上」なんですよ〜ホントは。
そんな事言ってなかったかなあ〜〜〜poripori..


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