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夏休み陶芸教室(エンゴベ) [日々つれづれ]

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こちらは、夏休みpotieM陶芸講座。
小学生3~4年生とお母さんの20名の参加(工房はまんたん!!!)で
作ってもらったときの作品です。(一組ぶんの写真です)
高温陶器ですが、Maki先生の手作り顔料で、色の発色もきれいです!!
信楽土を使用しているので、マジョリカ土より自由に成形ができます。
化粧土なので、顔料のようなうす描きは難しく、べったりとかきます。

**余談***
イタリア産の土(日本では持ち帰れない)は、マジョリカ土でも、成形に適した粘りがあります。
スペインでは、バルセロナやバレンシアでは入手不能でしたが、マドリーのアルテスオフィシオス(ろくろが有名な学校)では、扱いやすい粘り気のあるマジョリカ土を使っているとの事でした。
日本で入手できるマジョリカ土は、成形には非常に苦労します。サクい感じは、備前土よりももっとサクく、作ったしりからひび割れるので、磁器土を扱える腕がないと、苦しいです。***

スペインタイル陶芸では、エンゴベ。イタリアタイル陶芸では、エンガルベだったかな?
日本では化粧土とよび、日本の芸大では陶芸学科の最初に学ぶ絵付けです。
顔料と土を混ぜたマットの絵の具を下絵付けに使用します。

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michikoさんの手作りカップ
マニセス(バレンシア)の古典文様 素焼きした生地に絵付けをし、2度の素焼きを行います。


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Norikoさんの植木鉢(おおもの) イギリス古典タイル図より。信楽土で成形し、焼成まえに完璧に乾燥した生の上から。
または、土が乾く前に絵付けします。


エンゴベでは、薄い発色はとても難しいのですが、
こちら、Maki先生。さすがプロの陶芸家です。顔料は、エンゴベと顔料の両方使い。技法はたぶんマジョリカかな。下絵付けかな。。
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こんな発色は高温陶芸では難しい〜〜Makiさんの見事な高温陶器の発色です。
いい感じも高温ならではの「味」。


**余談**
日本の陶芸家は、顔料も手作りというのが、いままでの常識でした。
Maki先生のような発色が出来たら、私Pocoはスペインまで行かなかったよ〜〜ん。
と、、日本の陶芸よりも発色が簡単なのがスペインやイタリア、アメリカの陶芸〜〜***


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この巨大な「傘立て」Maki先生。
みょ〜な顔がついていますが、やっぱり「いったんもめん」?? 
スペインタイルのような絵柄も巨大!!
なま土にエンゴベ(化粧土)えつけの途中です。


Potie陶芸コースでは、Maki先生の自作エンゴベ(化粧土)、自分の制作に作っている絵の具を教室にも使用することが出来ます。
食器つくりにお越し下さい〜〜




1000 Glass Beads: Innovation & Imagination in Contemporary Glass Beadmaking

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  • 出版社/メーカー: Lark Books
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