マジョリカ タイル 水彩画 [Hisaさん]
Hisakoさん(初心クラス22回目。マジョリカは工房で2作品めかしら、水彩は初めて)(過去にカルチャークラス3年経験)の水彩技法によるソブレクビエルタ(マジョリカ)焼きです。
作品ですね〜っっ。ゴッホです。ブラボーですっっ。
いやがるHisakoさんに無理やり「水彩画っぽくのびのび描いてみて〜」と、「クエルダセカ」のために、なぜ?マジョリカを、、と、お思いでしょうが、実は、同じモチーフを両方の技法で制作すると、別の技法への「ヒント」になるからなんです。
今回の作品は、通常のスペインのマジョリカとはひと味違った、水彩画風。
マジョリカ焼きは画家のための陶芸とも言われており、絵画で言うと、不透明水彩を、透明水彩のような表現に焼き上がるという顔料です。
スペインタイルのマジョリカ焼きはこのように、「不透明水彩」顔料によるものが、焼成後「透明」水彩のように「見える」のです。摩訶不思議っっ。
日本の陶芸とは全く逆。
日本の顔料は「透明顔料」なので、分厚く載せないと、または、化粧土と混ぜないと発色が難しく、微妙な発色ができるようになるのは、よほどのこと。なので、通常は「出せない」のですが、マジョリカ顔料の場合、陶芸の知識よりも、画家の腕が出せる素材と言われています。
マジョリカ技法を日本の陶芸用語に直訳すると、「釉上顔彩」です。
ややこしいですが、楽しく作りましょう〜
やはり絵心があるのと ないのは違いますね(^-^)
by エコピーマン (2010-06-14 16:53)
エコピーマンさん、ruriyさん、NICEありがとうございます。
エコピーマンさんへ。マジョリカ焼きは「ピカソの陶芸」と同じ材料。
画家のための焼き物といわれています。(もちろん、バックアップ=絵の具作りや生地作り、仕上げなどは、陶芸家のシゴトですが)
中世ヨーロッパの古典を再現するもよし、画家として制作するもまた、楽し、、、といった「画材」でしょうか。。
by スペインタイル陶芸工房pocoApoco (2010-06-14 22:06)