スペイン陶芸復刻。タラベラ・デ・ラ・レイナ〜トレドの焼き物 [絵皿]
スペイン陶芸復刻。タラベラ・デ・ラ・レイナ〜トレド。
スペインの焼き物のスタジオとしましては、押さえておきたい一品。
YUKIEさん(姫路より制作しに来て頂いています):セグンドクラス(2級)在の受講者。
制作中の動画は
http://spain-tile-poco.blog.so-net.ne.jp/2010-11-28
この課題は本来は3級〜5級の上級者向けですが、初級の「自由制作」に選ばれました。どこが上級かって、下書きは「あたりの間隔のポイント」のみ。
全て自力で描き込みます。
手ろくろ描きも入ってます。
顔料だけでなく、裏技で色味を出します。
日本人で復刻の制作者は、まだ4名という超難易度。
しかも、現地の物より高級仕上げ(素材にはデルフト釉を使うため、現地ものより透明感があります)そして、筆使い。これは、制作者それぞれの腕なので、スペインの陶芸というより、イタリアのファエンツアあたりのスタジオで10年間同じ絵柄を書き続けている女流絵付け師のワザ的な感じ、、、)
って、難しい事より、このお皿、スペイン人ならみんな知ってる
「トルティーリャひっくり返し用のお皿やんっ」(揚げジャガイモ入り巨大オムレツ、フライパン大をお皿を上にのせてひっくり返すための「ヒックリ返し専用皿」)なのであった。。。
まあ、日本でいえば、四国の大きな渦巻きのうどん鉢といった砥部焼のような認知度かしら。
スペインよりスペインな大阪スタジオより。
おそばせながら・・・
本年もよろしくお願い致します!
素敵な一年になりますようにと♪
by お茶屋 (2011-01-07 10:58)