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マジョリカ焼き イタリア [スペインタイルユーチューブ動画]


制作者にとって、カラーパレット(色見本)は、とても重要です。
今回の制作者は、美大卒のRIEさん。ご自身でも絵を描き続けられています。
さて、pocoApocoのカラーパレットは、2004年にpocoがイタリア、ファエンツアで習得して来た、イタリア方式。(2004年以前はスペイン方式でした)
日本ではたぶん、ここだけで、たぶん、この製法は、pocoのAMIGOS(受講者)とイタリアのあの工房でしか見られないと思います。
目から鱗のイタリア巡業でした。やっぱり、「いちいちオシャレ〜」なイタリア。
それと、タイルが建築寄りなイタリアやポルトガル。イタリアでは、建築もそうですが、2004年当時、イタリアの結婚式では、嫁入り道具として、古典的な絵柄の食器セットを作っている、、陶芸家の主な収入源でもあったようです。
その「食器寄り」なイタリアマジョリカ。さすがに、カラーパレットも、食器流でした。
花嫁の嫁入り道具としてマジョリカ焼きを持って行くっていうのって、あの、ルイ14世に嫁いだメディチ家のお姫様が、はじめて、フランスに「食器」を持ち込んだ(それまでフランスでは、木の机に丸く彫り込んだスープ皿、それって、机やん!)しかなかった時代に、ディナーセットを持ち込んだイタリア人!!
色見本も違ったわ。。。ちなみに、pocoがバレンシア時代、バレンシアの田舎の中流階級では、新婚家庭の新築マンションには、何十枚もの壁一面のタイル絵がはめ込まれるという風習が残っていたらしく、私がおじゃました「トルコ人のお嫁さんとスペイン男性(しかもどちらもが、日本企業でお勤めされてて、トルコ支社とマドリー支社の社内結婚だとかで、親日家さん」ちの壁が、ここも、あそこも、と教えてくれました。
さらに、pocoがバレンシアのタイル作家さん(超売れっ子で、バレンシア圏のマンション個人宅の内装絵タイルのほとんどが彼の作品という)の立派な工房で、施行写真を見せてもらい、え〜こんなのが売れるの〜と、びっくりした事を思い出しました。まさか、半年後に「注文した」人たちに会うとは。。
さて、その売れっ子タイル画家さん宅へは、入学した次の日に、クラスメイトに連れて行ってもらいました。クラスメイトは、そこで「仕事」をしていました。
入学次の日なので、何が何だかわからない状況なのに、待ち合わせは「黄色良いバスの中」の、とんでもない行き先のバス。一時間に一本。(それ以外、全く覚えてません)
その素敵な工房で、pocoの生まれて初めてのマジョリカ焼き制作をさせてもらったのでした。 当時は、まだ、彫刻系の焼き物を作っていたため、まさか、1年後にバルセロナでマジョリカ焼きにハマるとは予想だにせず。。。pocoがマジョリカにハマったのは、バルセロナのマイテ先生と出会って、その工房に詰めて通っていた頃です。
そして、まさか、pocoが日本で、この技法のタイルを500枚?700枚ぐらいか、、を売って生きて行く事になろうとは、、最初のバレンシアのスタジオの作家さんも、親日家のカップルも。予想していなかったでしょう。。もちろんpocoも。
ただ、バルセロナのマイテ先生と、マニセスの先生は、何かそんな事を言ってくれていたようにおぼろげに。。。
そして、まさか、他の人に伝えて、その人が作れるようになるなんて。不思議なご縁です。ありがたい。
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