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窯ぽこ [日々つれづれ]

本日、お初釜ならぬ、お初窯ぽこ。
コーン07なので、960度かな。

この秋のバルセロナでは食器作家のリタさんと同じ窯で、
コーン04、 1010~20度
鉛使ってません。

最近のウエッブで、マジョリカ焼きのことを、錫とか鉛を含んでいます。って書いてはったりするけど、そんなの、日本じゃ怖くて使えません。
焼いても口をつけたらアウト。将来、からだに問題が出ます。
日本の焼き物屋(陶芸家)たちが、どれほど、材料に苦しんだ事か(と、先日教授さま(昭和3年生まれ)京都の陶彫家(京都は清水があるから)が長電話でこんこんと教えて頂いたところ。

スペインの釉は発色が簡単ですが、とってもキケンなの。
イタリアの釉も同じです。
ぼこぼこにのせてもつるんと焼けるの。
日本のは、つるんとのせないと巧く焼けないの。

口を付ける食器類を作る場合、海外で陶芸材料を買われるときは、食器用を選んで買って来てね。(アメリカは、とっても進んでいるので安心よ。ヨーロッパはかなりまずいです)
焼いた後だけではなく、制作時も、水道に流したり絶対にしちゃダメです。
からなず拭き取って、乾燥させて燃えないゴミ。または産業ゴミで出して下さい。

美大の学生時代も今と同じような色釉を使って立体を作っていたのですが、
素焼き1080だったか1180だったか,
本焼940ぐらいだったの。どうだ、日本の陶芸でもとんでもないことやって
色を出そうとしとったんですわ。
今とは土が違うけど。

ああ、記憶の糸が、、あらま、一般に「スペインタイル」とかって言われてたり、イタリアタイルって言われてる、その色釉を使いだして、、、あらまあ、気がつけば、友人の子どもたちが美大生になっていた。

だいたい、こんな感じ。ねらしの時間を変えたり、
窯開けてる時間を変えたり、毎回、どきどきの窯ポコデーです。

ちなみに、pocoは京都清水焼の材料も使っています。友人が美大の卒業制作のときに、清水の舞台から飛び降りる勢いで買い込んだ清水焼全色(工房のペコちゃんの大きな缶かんにはいってるやつです)。ところが、その清水でさえ、白玉の無鉛のシリーズがかわり、有鉛しらたまって、ややこしい(食器用なのに有鉛)らしいけれど、いままでより鉛じゃないらしく、溶けが難しいの。 
日本国中、その規定がキツくなって、瀬戸も大変です。
(あ、彫金やガラスの方は「フリット」っていうアノシリーズで、関西の陶芸では白玉です)
私には、粉からの調合する時間はとてもなく、温度の違う種類の液体を調合するだけで手一杯ですが、pocoAmigoの中には、自力釉作りをはげんでいる「陶芸家」の卵も出現しています。 お気に入りの色が出ますように! 
ちなみに、窯って、ほんとは、とっても面白い。
絵付けと同じ位のパワーがいります。
いれてスイッチオンだけじゃなくって、詰め方や、開け方やら、、「窯」専門の方もいらっしゃる位なんですから。
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