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イタリアマジョリカ焼教室 [専門コース]

DSCF4929kao.jpg
写真はKaoruさんの制作中。
先のAkikoさんの使用したイタリアの顔料です。

スペインタイルpocoApocoのマジョリカ焼の上級者には、
マジョリカ焼本拠地のイタリアはファエンツアでpocori2004年に習得した職人技を提供しております。
1,筆の質:動物の毛の筆を使います。ナイロン以外のものならなんでもOK.
陶芸の筆は、消耗品ですが、良い筆は長く使えます。
  ライン書きには、以前は彩色筆を日本の陶芸書よりカットして使用しておりましたが(Kayoさん)、一昨年より、スペイン製の筆を奨励しております。また、pocoriが30年程前、中国の「景徳鎮窯」で研修を受けた筆使いも、スペイン製のロング筆使用時に伝授しております。

2、筆の数: イタリアでは、色の数だけ筆を使います。pocoriは、制作の仕事を
イタリア研修以前より行っていたため、自然と、色数分の筆を使っていました。なぜなら、毎回筆を洗うと、顔料がもったいないからだけではなく、時間の短縮が一番でした。
イタリアの職人は、筆は洗いませんし、パレットも洗いませんでした。(pocoriも同じ。)

3、顔料は、この写真では粉状ですが、イタリアファエンツア、スペインバルセロナ、トルコでは、水ひ顔料使いが主流でした。 パリとバレンシアでは、粉状で使っている方も。 教室では、初期の頃は、全員水ひでしたが、移動などを考えて、最近は粉状の方も増えています。

以上;本場のマジョリカ焼職人の技です。
ちなみに、バレンシアのアルテスオフィシオスの初日、右も左も解らないのに、なぜか、クラスメイトが「バスの中待ち合わせ」というキョウレツな待ち合わせをしていただき、連れて行ってくれたのが、マジョリカタイル作家(ほんまもんですっっ。バレンシア唯一のタイル画家。とってもダンディでした。職人とは言いません。タイル画家です。そこの工房にクラスメイトが助手としてタイルの裏ふきをしておりました。)の工房でした。そこは水ひ顔料でしたが。 バレンシアのマニセス陶芸学校は粉状でした。(1997年当時、まだ、バレンシアの中流家庭では、結婚式があると、新居のマンションの壁一面に、絵タイルを注文する風習がありました。スペインチックなゴテゴテしたものではなく、すっきりとした絵で。彼の画家としての腕が高く、ほとんどの注文を一手に受けられていました。)
残念な事に、私は、あまり興味のない制作だったので、2度程通った程度でしたが、(pocoriのマジョリカ開眼は、その一年後、バルセロナの工房に移ってからですので、バレンシアのマジョリカには興味なしでした)
いまは、たぶん、もうタイル張りの需要もないでしょうから、タイルには描かれていないと思います)スペインの陶芸産業の衰退は、日本より厳しく、陶芸学校に生徒が行かないというのが現状です。さあ、大阪で、スペインタイルを残しましょう(笑)
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