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スペインタイル マジョリカ焼きの色 [スペインタイル]

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pocoApocoのスペインタイル教室は、マジョリカ焼きの作家の工房で行うワークショップです。
さて、その色数や、整頓不能(笑)。スペインとイタリア、ポルトガルの現地購入色
なぜ、バルセロナに18世紀復刻用の顔料が過去に販売されていたかと申しますと、
バルセロナの陶芸家の一番の収入源が、18世紀絵タイルの修復、復刻だったからです。
バルセロナを首都とするカタルーニャ王国(南フランスまで)には、ラジョラス(発音が難しいので、カタカナ表記も難しい。発音しても通じないので、いつも筆談(笑)が、田舎の村々の広場にあり、それを、美術館にはがして保存。その場所に、新しく作った「古いタイル」を貼っていく「公共事業」だったからです。
(この10年ぐらいでは、その需要もなくなり、現在では、バルセロナの老舗の陶芸材料屋さんも閉鎖し、別の材料屋さんができてるわけですが、新しい陶芸材料屋さんでは、この絵の具は入手できなくなりました。 バレンシアに注文しなくては手に入らず、昨年のバルセロナ教室では、現在のバルセロナで入手できるもっと古い時代から使われているバルセロナのコバルトとマンガン系のみを使いましたが)
ちなみに、2009年に訪れたポルトガルでは全色完備されておりました。(が、持ち帰れず)。その前のイタリアファエンツアには、ファエンツア特有の古典色がこれまた十分に揃っており、タイル用の鉛ありと、食器用の鉛なしがあり、食器用を購入。(スペインは、食器文化ではないため、鉛なりは販売されておりません。日本とイタリアは食器文化ですね)

さて、趣味的(いやいや、シゴト用ですよ!)に集合しているマジョリカの顔料
1998年から2007年のパレットです。
現在では、数色、ポルトガル産も増えています。
この中から、スペインタイル教室用には、スペインタイル18世紀復刻顔料をセットし、みなさんに使って頂いているわけです。
また、スペイン製の顔料は、18世紀復刻のタイルのみ使用。
イタリアにも18世紀顔料が売っていましたが、食器の国なので、タイル用と、食器用に別れており、両方買う事は、予算の都合上不可能だったため、イタリア製は食器用専用を購入しております。
pocoApocoスペインタイル教室のコースでは、食器制作時には、この食器用を使って頂いています。

また、専門コースでは、この全色を使って、制作可能です。 過去にはKayoさんが、数回に分け、各セットごとに、課題を作って、制作して頂きました。

ポルトガル顔料も、全色購入しようとしましたが、こちらも、予算の都合上、なくなく、アズレージョカラーのみ購入。 過去には、Kaoruさんが、青のシリーズで使っていただきました。
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