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スペインタイルの極意 [Toshさん2009]

toshidalia.jpg

Toshieさん、上級クラスのご自宅制作です。
最高のタイルができたので、Toshiさんの写真をお借りし、ブログにUpさせて頂きます。

赤にこだわった。
使用絵の具 日本製のpoco特製赤。
  バルセロナ製の赤。
日本製の赤は、さらにpoco調合で、個別ボトル内の良い状態にガラス化しております。(3級以降での土もの用に)

窯変の起こるガラス緑は、織部系。(日本製のpoco特製絵の具)
ガラス釉は、日本の焼き物の素材のみの特徴です。
特に、織部系に窯変のおこるのは、含まれる鉱物の反応です。

↑ ↑ 驚きの作品をご覧下さい。

体得でしか出せない、微妙な厚み。全て知るには、とてもとても時間のかかることですね〜。そして、窯や、湿度やら、いろいろの偶然と必然。で、やっと「色」がでます。 窯で絵を描くマジョリカで〜す。 基礎をきちんと押さえた方にしか出せないよ〜。ついでに、お伝えッ(笑)。焼いてタイルを作るといことは、芸大陶芸学科4年間やっても、できません。 それを、更に、絵にする。とてつもない奇跡です。 偶然再会した、スペインとイタリアと、日本の材料と、受講者の腕です。
さらに図案化。これは、タイルという域にするためには、なんでも良いのではないのです。タイルにならない、絵として、手芸としてなら、適当になんでもいいのですが。 敏恵さんの作品は、絵、手芸ではなく、ちゃんとした工芸。施工できる「タイル」になった。というとこが凄いの。 偶然性もありますが。 もちろん、。100発100中になるには、スペインでも10年かかりますです!

***
スペインのハム、もうないや、と、おやつ、Toshiさんの差し入れです〜
うふふ。
toshicanela.jpg

整頓された、作家の道具入れ
良い画家は良い職人である。と、フェルメールも申しております(笑)
toshipncel.jpg
****

窯変によって、ラインも着色でき、クエルダセカ特徴になりました。
技法は、クエルダセカのための習作技法にあたりますが、焼成後に、ラインがでるので、クエルダになります。

この作品に関してではありませんが、ちょっとうんちくも(笑)
(ややこしいですが、ライン色が出ないのは、日本でのみ発展しているクエルダセカ、スペインタイルと言うもので、スペインの現地タイルには無いテクニックが、なぜか、遠い日本で、勘違いされ、広まり、poco工房でも人気のテクニックです。が、それを、クエルダセカと言ってはいけないのですが、まあ、ここまで、ネット社会で日本特有のガラパゴス発展してしまっているので、もう止められませんがね、ポコポコ技法とよんでますがねっっ、、、)

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