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スペインタイル留学 [バルセロナでスペインタイル教室]

以前はしょっちゅうだったけど、最近また、少し。
スペインタイル留学の話を聞かれる。
う〜〜ん、私は、留学ではなく、制作に行ったのだったんで、
学びに行ったのではなく、感じに行った。学校は工房。
最初の滞在期間も2年半と、陶芸にしては短く、感じるには長い。陶芸家として渡ったので、当然、焼き物を最初から販売していた訳でした。それがたまたま、12年間もバルセロナ販売に繋がったのですが、それだけで現地で食べては行けませんでしたけど。
バルセロナがバブル期2000年代には、日本でよりも高額で私の作品をバルセロナでよく売って頂いていた時期で、日本での材料の調合に大変な想いをしているのを知っているMotokoAraki さん(taller Yuu)が、「Rikaちゃん、いっそのこと、バルセロナに来て作って置いて行ったら?」と提案してくれた程。でも、当時は、日本で必死で。。。 

タイルや絵皿は、バレンシアのガッコー時代に、コレで食って行ける、と、思った。けど。それで、帰国後5年間ほど、実行していたわけで。職人っぽくなってきて。 それが、今では、もともとの本職だった、「教える」(すなわち、お道具係)が楽しくて、受講者のみんなの作品の焼き上がりフェチになっている。みんなの作品が大好き。

学校でてスグとか陶芸基礎やったことない方なら、それを留学というんだろうけど、まさか、日本の芸大の陶芸科出て学ぶことは何もなく、逆に日本の技術を伝える側にたっていた。台湾のsu-piさんと一緒に、窯やらなにやら、重宝がられるしまつ。講義も私は、スペイン語初級なのに、日本の陶芸の講義に注釈を求められ、必然的にスペ語の陶芸用語のみ強い。。、てなわけで、
私は「留学」という日本語に違和感を感じるの。「学ぶ」という言葉にも違和感。なんでかな。
でも、いい響きだけれど。長期節約旅行というかんじでしょうか。
「学ぶな」でしょう〜。「感じましょう」。

レオナール藤田や工藤哲巳がパリで活動したように。
日本でやっていたからできる。日本状態以上にはならない。日本で何もしていなかったら、あっちでもなにもないんだよ。
学校に通えば、その学生レベルにはなるけどね。

良いスペインタイルをたくさん作りたい。という方のために、日本でスペインタイル教室が存在するのだから。日本で学びましょう(笑) pocoApocoのバルセロナツアーも「スペインタイル留学」ですが、めっちゃ感じるスペインです(笑)

と、先の国立国際美術館で、工藤哲巳回顧展を観て、思った。

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