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日本におけるスペインタイルの釉 [スペインタイル教室]

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今日は日本の釉薬の説明です。 (他にスペイン製、イタリア製が多色それは、また別の機会に)

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日本におけるスペインタイルの温度の釉薬(材料)について、pocoApoco では、1999年帰国後すぐより作って来ました。レシピは、さかのぼることさらに10年1980年代に大阪芸大陶芸チームで研究されていた、80年代アメリカのPOPアートの流れを引くMOMA,MOCAなどの現代陶芸彫刻のもの。

帰国後すぐにカルチャースクールで大人数の教室が始まったため、日々材料の研究に明け暮れていましたが、スペインから、段ボール箱7箱で送った自分の制作に使用していた材料もたんとありました(ワタシ個人で一生分(笑)。

バレンシアでも、バルセロナでも、この材料を使っている「陶芸家」はおらず、奇異の目で見られていましたがもとも日本の芸大時代からこんな明るい色の陶器を作っていたので。

また、スペイン製の釉薬は、鉛入りなのと、粉なので、触ると崩れるため、移動教室では使えませんでした。
日本の釉薬は、ふのりやCMCが入っているため、少々のことでは崩れません。

じゃあ、スペイン製にフノリを入れると良いと思われがちですが、通常陶芸では、1リットルに小さじ一杯程度なので、とても、現実的には不可能でした。

で、昨日から二日かけて、10時間(笑)。ボトルを洗ったり、自分で作った釉薬の廃盤を決めたり。整頓。
というのも、色数が増えすぎたため。

日本製の釉薬は、40色。
バレンシア産が40色ぐらい。
その他のスペイン製が、40色以上で、ざっと確認しても130色。 その中で、近い色をまとめて、教室使用を決めて行こうというところです。

釉薬を作るという事は、こんなこと。分量通りに計っても、何度も微調整します。
日本の陶芸家は自分で作ります。例えばバケツ一杯作っても(何リットルも)微調整して、何度もやいて、気に入った色になったころには、バケツが空っぽ。 そんな事なんです。
私の色はそこまでではありませんが、
例えば、肌色を作ったときは2色作るのに15色のボトルを作りました。
そんなもんです。

なので、簡単なスペイン製の釉も教室用に整頓しています。
(今まではワタシの制作用のスペイン製をメインにしていましたが、もう2度といけないかも、と、、、3年間連続で行ってしまったため、集めた釉を整頓中です)




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