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スペインタイルアートコース [Aquicさん 2005]

Aquiさんの現在の制作は、二通りパターンで。
こちらも経験値が高いアートコース生です。
ナビオ梅田のサンケイ教室で2~3年間の経験後、poco工房へ。
そろそろ4級修了です。
5級終了後は、自由製作や、受講料がお得になるアミーゴ制度があります。


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いっちんもり [Aquicさん 2005]

19世紀イギリスの製法として有名になったいっちんもり。
もとは、日本古来の技。
そしてスペインでも。
というわけで、pocoApocoではスペインの化粧土を持ち帰り使用しています。
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このラインなかなか難しい。
課題では、5cmタイルを最初につくりますが、10年生のAquiさん、最初に7cmにチャレンジ。
焼いてみました。
やはり、少し大きくなると、難易度があがり、修正製法に。

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******
マケットで技法を理解した上で、
自由制作へ。(自由制作は、マケット3時間→ 課題 → 制作。 さらには卒業後の自由制作に続きます) 
また、土からの石膏タイル履修後に自由制作を行います。
なぜなら
1, 釉の厚みの理解 (基礎、中級)
2, 釉のガラス質の理解(石膏タイル)
を理解して頂いた上での作業になるからです。
石膏タイルは大事ですね。
いっちんもり 希望の方も多いですが、石膏タイル(3時間で石膏を制作 → その後2時間で2枚土タイルつくり → 絵付け と、長い行程ですが)を済ませた上でおこなのがよいです。
1、の釉の厚みの理解では、基礎16というベーシック課題をすませましょう。

さて、前回の作業風景
最初に3時間連続のコースを取って頂きます。(2時間の場合はマケットのみの制作になります)
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デルフトタイルでバレリーナ [Aquicさん 2005]

バレリーナのデルフト焼き。
Aquicoさんのオリジナルです。
コバルト彩色、奥深く、今回は三種類を使って頂きました。

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タイルをスマフォ撮り流行中のpocoApoco, pocoriもAquicさんも、タイルを撮りあいし、おもわず爆笑っっっ。 カメラ女子、タイル専科ってきいたことないな。
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デルフト焼 [Aquicさん 2005]

Aquiさんの一年前のデルフト焼
古典的な製法で、土からつくりました。

図案は、私たちが3年ほどあたためていたものを参考に、
フレームはオリジナルで。

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バレリーナ タイル デルフト焼 [Aquicさん 2005]

さて、中世西洋タイル陶芸に限らず、コバルト彩色は、とても重要で、難しい。
たとえば、日本の陶芸の場合、ゴスというコバルト顔料を使いますが、新ゴス、旧ゴス、色味が違います。そして、定着させたり、顔料の延びがよいように、濃いお茶を使ったり。職人の技が光ります。
さて、さわやかなスペインタイル工房pocoApocoでは、さわやかに、あっさりと、美しくっっt。
aquiさんのバレリーナタイルの制作風景です。

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さらに、増産。

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***
さて、コバルト彩の自由絵画への道は、
今回の課題には、コバルトの顔料を濃くする重金属効果を体験して頂いています。

下の作品のあとに、もう一枚オランダデルフトのkissを制作後、今回の作品へ。

今までの過程。

オランダ、デルフト焼ANGELの復刻。AKIKOさん。
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一枚を4枚に見えるように作りました。
下の線と面塗りコバルト課題の発展。

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スペインタイル歴2003年よりAKIKOさんのデルフト焼復刻
ここでは、線と、面ぬりコバルト課題。

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面塗りコバルト課題。

もっと、初心者への必須課題は。線のコバルト課題。

1、カスティーリョ
2、メディチ家ライン
3、たこからくさ。
4、トルコチューリップなど。


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プリメラクラス修了までに。 ↑  ↑ と、メディチ家ラインが必須。



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アンティークスペインタイル [Aquicさん 2005]

アンティークスペインタイル
Aquicさんの作品。
この色はAquicさん特有の色。
そして、日本画の必須色として、pocori美大受験時に恩師(日本画の上村松園最後の弟子の高校の先生)にビシバシ叩かれながら、泣きながら描いていた頃の植え付けられた「派手」な色使い。(日本画って、めちゃ派手派手ですねんでっっ)
おしゃれなAquicさんの手にかかるとこんなに素敵なアンティークタイルができました。 基礎の図案は、スペイン古典、2005年ごろに指導案としてpocoriデータにあったものを覚えていてくれました。さすがです。
Aquic2014です。
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こちら、Aquic2004
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そして、こちら、Aqucさんの初期作品。とってもスペイン的な作品である。10年程前、ナビオ教室で作って下さった作品です。元は、pocoriとKayoさんの教室指導書づくりで出来上がったばかりの(今でも指導課題に入ってます)をAquicさんが作品に仕上げてくれました。
このように、pocoriとKayoさんとの二人で作ってきたpocoApoco古典に学ぶ指導案(課題)がAquicさんやAyumiさんの手によって発展し、今もまだそれぞれの作り手によって発展して行っています。
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ヴィクトリアンタイル [Aquicさん 2005]

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バルセロナのシンボルでもある、モデルニズモ
仏語ではアールヌーボー
英国では、ヴィクトリアンタイル。それは、
日本の伝統色がイギリスに渡った!そして
大阪で新しい形へと発展した。古典が新しい。

スペインではアラブの陶芸の、クエンカ式というもっと古い時代のタイルが有名ですが、
スペインより、ポルトガルの教会の下部にたくさんありました。
同じ技法で、
19世紀イギリスで華開いたこの技法。
日本の民芸をアートに。
そして、バルセロナ。時代はガウディやドメニクムンタネールの建築へ。
建築絵画として発展して来たヨーロッパの焼き物。
さてさて、大阪では、こんなに素敵な作品になりました。

使用釉は、日本製。
スペイン製ではこうまでいい感じに溶けないのです。
これ、作るならスタジオpocoApocoのヒミツ釉のみでしょう〜(苦節、、since1983。どうやっっ(笑)!!
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スペインタイル [Aquicさん 2005]

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pocoApocoのレッスン風景。
自由選択制作では、工房内の資料を使って、あれで、この技法で、
自由に作ります。
デザイン計画に、2時間なんてことも多々ありです。
今回は1時間ぐらいでまとまりつつありました。

持ち込み絵を推奨していないのは、古典ではなかったりするからですが、工房内の資料では、古典が新しいと、民俗学やら、タイルやら、コレクション。本物を観よう。というコンセプトです。
卒業までに、全ての資料、古典の本から一作品づつ作っていきましょう〜

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ドイツの陶芸材料 [Aquicさん 2005]

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果敢に新色にチャレンジされたAquiさん。
あまりの美しさに、ホレボレします。

たぶん、ニッポン初だろうな(笑)。
ドイツ製のガラス絵の具をスペインで買って、大阪で使うって、なんか、いいねえ〜
(今度、sayumiさんにドイツ語教えてもらおうっと)
生地(土)は、バルセロナで特注して作ってもらった半磁器質。強いです。(手荷物おかかえで、人数分持ち帰りました)

スペイン製の「スペインタイルの絵の具」は、「タイル」専用であり、日本の陶芸では使えない、要するに鉛が違うのです。なので、タイル専用。
ところがである。
pocoApocoは日本の陶芸学科を卒業しており、食器も作ってたんである。しかも、この同じ色の温度は学生時代から苦労しておった色なんである。
赤。セレンという劇物を使ってるであろう「きけん」なのだろうが、セレン系ではない、ガラスな赤を、数年前、スペインで発見。とてもきれいで、pocoriの作品にもつかっておったのですが、鉛が入ってる。

どうしたもんかと、今年は、バルセロナの工房で流行っていたドイツ製を試してみた。
顔料屋のお兄さんは、セビリアのアルテスオフィシオス出身。(pocoriはバレンシアのアルテスオフィシオス出です)。彼の話はまた後日することにし、、彼の勧めもあって、買ってみた。ドイツ製。

その名も「フュージング」(=ガラス)釉!!!

で、早速、荷物も届いたんで、上級者からお試しで、やってもらうことにした。

結果、大成功!!!!

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スペインの陶芸工房で制作 [Aquicさん 2005]

スペインの陶芸工房で制作。
バルセロナから無事到着しました。
食器作家Ritaさんのワークショップに参加。
日常使い可能な作品です。
(アメリカ製の絵の具を使っています)

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スペインのさじおき [Aquicさん 2005]

お仕事帰りに、夜のクラスにおたちよりいただきました。

ちょこっと制作。
夜の1時間です。


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グエル公園のタイルから [Aquicさん 2005]

10年選手のAkikoさん、それぞれ2周目の制作です。
以前の課題を、アレンジし、
ご自分の作品づくりです。

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バルセロナ式ひっかきでは、前回とは違った濃い発色へ。
2度目の焼成で、うまく出ました。

石膏抜きの余った土で作ったタイルを割れを生かしてちょうど良いサイズに成型。
グエル公園の竜がかわいいです。

****
さて、ここまでの制作に必要な課題は以下、過去ログより。

パステルタイル1、2、3を履修済みの上級者なので、制作もスムーズです。
課題は曲線ひっかき。
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詳細は
http://spain-tile-poco.blog.so-net.ne.jp/2012-08-28-5



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Akikoさん(上級者)によるフレンチ技法のピカソタイルです。
パステル1,とパステル2のあわせ技。
詳細は
http://spain-tile-poco.blog.so-net.ne.jp/2012-01-20

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Akikoさん パステルタイル さまざま釉 使用
http://spain-tile-poco.blog.so-net.ne.jp/2011-01-24


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Akikoさんのハートタイル。オリジナル。自由制作ですが、ちゃんと課題も入っています。Ayu技法のAki発展!!
詳細は
http://spain-tile-poco.blog.so-net.ne.jp/2011-04-06


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Akikoさんのハートタイル
詳細は
http://spain-tile-poco.blog.so-net.ne.jp/2011-02-23


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Akikoさんのレトロタイル。
http://spain-tile-poco.blog.so-net.ne.jp/2011-01-17

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Kayoさんのエンゴーベ上級編。


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バルセロナのさじおき [Aquicさん 2005]

バルセロナのさじおき制作に取り掛かりました。

曲面を生かした制作です。


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スペインタイル古典技法から [Aquicさん 2005]

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スペインタイル古典技法からの発展。

新技法とは、常に、間違いから発展し、発見していくものである。

と、どんどん増える、pocoApocoの新技です。

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1、昨年、一昨年と、バルセロナ教室で行った、現地で販売されているセットを、日本で同じ状態に自力で作って頂きます。

さて、できているベースは、バルセロナ状態(笑)
と、
akikoさん、この技法で3作品目(3周目?)となり、慣れ親しんでおりましたが、はてさて、前回の制作時の写真とあらま、違うっっ。 
と、二人で「新技法発見」を祝うのであった(笑)
早く焼いてみたいですっっ。

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オールドブリティッシュ9枚(最後の3) [Aquicさん 2005]

akikoさんのオールドブリティッシュタイル9枚組の最終3枚です。
心斎橋駅ギャラリー出品用作品。の、一部。

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本日の工房、午後より、入れ替わり立ち替わり、作品展展示用の焼き上がりをとりにきてくださっていましたが、最終は、「まえだ」の「どら焼きアイス」とともにやって来て下さったAkikoさん。
9枚の展示。まさかの出来上がり!(笑)

どら焼きアイス、食べちゃった。。
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リタ ルージルさんの食器と和菓子
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ところがなんである、東急ハンズに寄ってから来て頂いたのですが、なかなかフレームが決まりません。
手焼タイルは食器使用はできるけれど(しかも、日本製の食器用釉薬だし)、けど、裏面の処理の凹凸が激しく。。。
工房内の9種類のボンドやらりゃんめんやらで、あーだこうだ。
IKEAのサイトをみたり。

あーだこうだ、と、工房内のお宝フレームを全部出して、あーでもないこうでもない。
じゃあ、木枠の作り方を、、塗り方を、ボンドの種類を。。と、なんとなく不安におもいながらも、まあやってみるかと。
そのときひらめいた!!!
決まったとたんに、新案がば〜〜〜ンと。フリスクしゃーぷんゆああっぷ。です(笑)
ふふふふっっっ。これできまりやね!みなさま、こうご期待を。

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マジョリカタイル [Aquicさん 2005]

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Akikoさん、
オールドブリティッシュタイル

日本の材料で、アンティークマジョリカ焼を再現から、akikoオリジナルへ。

日本製のガラス釉は、ほんとにガラス(笑)。食器にもなるんだよ〜
(注:スペインのタイル用材料は、食器不可です)
釉の扱いも難しく、なかなか思うように発色しません。
10年生のakikoさんともなると、釉の性質もわかってきています。
えっっ?もっとかなあ。
2004年ごろに、INAX常滑タイル博物館の当時の館長さんがpocoApoco教室展に来て頂いて、その関係で、poco24名で、常滑までバスツアーで、制作して来たあの色。 10年かかって教室でも再現です。

使用釉 ローズピンク系、織部系、九谷系、藍系それぞれのpoco釉
土、マジョリカ磁器土

さてさて、スペインでは、クエンカ地方で作られていた焼き物のことで、アラブの陶芸技法で、昨年pocoが取材のために訪れたセビリアの世界遺産アルカサルに山ほどあったタイル。 そう、いま、皆さんが日本で「スペインタイル」ってよんでいるセビリア焼ともよばれているポコポコしたタイル(現在のスペイン中でおみやげとして販売されている)は、この技法からの単純化です。

そして、時をへて、
19世紀のイギリスは、バーナードリーチが紹介した日本の陶芸ブーム。スリップアートと呼ばれるもので、そんな時代、さらに、イギリスは産業革命ときた。量産を目的としたタイル。マジョリカの温度で焼いているのが、まさに、このタイルです。

織部やら、藍やら飴やらの釉の地味な色を、マジョリカでヨーロッパ風になったのがコレです。

また、日本で「タイル」というものが、初めて輸入されたのもこれら。
そして、そして、
現在は、当時の「料亭温泉」などのなごりで、京都の「さらさ」や、船岡温泉にも沢山、まるで、イスタンブールのように、みれます。

また、話はぐるぐるしますが、その「船岡温泉」や「さらさ」のタイルを修復、復刻したのが、INAXの技術者たちで、その経緯で、10年前のINAX常滑で、このビクトリア調タイルの体験制作ができたんです。(今はもう廃盤となりやってません)

で、どこでも作ってないんで、自力でっっ、Akikoさんがんばります。
生地は、土からこねて、2時間で3枚抜くのが限界です。

そのご、乾燥、素焼き。 施釉に本焼。 今回はさらにもう一度焼き。
(さらに、土を変えたり(笑)

とまあ、土タイル始めたら、深くて深くて。。。

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奇跡のスペインタイル [Aquicさん 2005]

奇跡の一品。スペインタイルAkikoさん。
10年選手ともなると、釉や材料の事や、スペインタイルのデザインの事が解ってきます。
そんな中で、さらに、コントロールするでもなく、偶然性を「感」で体得します。「陶芸制」の強い素材で、「窯の中で色を出す」スペインタイル古典の作品。
奇跡の色。
二度と、出ない。誰も真似できない。(ご本人も(笑)。いい味でました。

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こちらが、過去の作品。
基礎がしっかり、積み上げられると、
発展の幅が広いです。

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初期の頃の制作風景です。(今は髪型が違います(笑)
http://youtu.be/T2m9NP_3CJo





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スペインタイルと共通。イギリスの古典タイル。土から彫ります。 [Aquicさん 2005]

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9年生のAkikoさん。イギリスは、ウエストミンスター寺院の足下にあるタイル。
カルチャーコースからの受講です。現在は、講師養成コースのお手本にもなっているAkさん作。pocoApoco必修課題です。選択自由制作です。(デザイン選べます)
3004年のkayoさん以来ですがさらにパワーアップした課題。
まだ、履修されていない方は、是非!
石膏型抜き(3時間)を履修後に、作るのが良いです。タイルとは何ぞや。釉薬とは、なんぞや、と、解ってくる頃です。
ちなみに、、pocoApocoの講師養成コースの履修案は、Kayoさんが、全履修されております。
***
日本の陶芸の知識のある方も、是非、基礎編として体感して下さい。西洋のテクニック(日本の陶芸とはチョとしたテクニックの違い)と西洋のデザイン(デザインをお選び頂けます。
pocoApoco本棚はデザインの宝庫です(ただいま整頓中(笑)。

****
akikoさんの焼き上がりです。
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いろいろスペインタイル [Aquicさん 2005]

いろいろスペインタイルの色。
Akikoさんの日本釉による色見本、先の制作中に2回に分けて作ってくれたかわいらしいパレット。この形、テォファニーのビーンズなんですが(笑)
この中に4色のベーシックES釉(今回のはVa)(一番最初に追加するES釉)のうちどれかが入ってます。どれか解るかな? お気に入りのいろといろ。自作も混じって、お気に入り色集。あたたかい気持ちになりますねっ。
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さて、日本製の釉は、pocoApocoオリジナルです。
スペイン製と比べると沈殿が少なく、扱いやすい。
鉛釉ではなく、アルカリ系なので、狭いところでの長時間制作や、カフェなどでも安心して使用で来ます。
焼成温度が20度ほど高いため、スペイン製よりかなりの技術が必要(フラットにのせるように訓練します)
スペイン製は誰でもが簡単に発色しますが、遠目から見たときに差が出る(ガラス化)させるには、日本製で培った技術者がスペイン製を使うと、ひと味違った作品になります。



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てごねタイル、パステルミックス [Aquicさん 2005]

てごねタイル、白化粧かきおとし。
お一人目の上がり。AKIKOさん9年生。
パステルタイル1、2、3を履修済みの上級者なので、制作もスムーズです。
課題は曲線ひっかき。
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土からこねた アンティークタイル [Aquicさん 2005]

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土からこねた アンティークタイルを
自由に制作していただきます。
白化粧掻き落とし。パステル使用。
透明ガラス、透明ガラス釉、マット釉。
スペインの材料を使った、日本の陶芸技法とも言いましょうか。
まあ、陶芸家たちが使う技法は世界中同じですがね。(笑)自然発生的。

釉の性質やパステル課題1、2、3を修了されているAkikoさんの
制作です。


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パティオのタイル [Aquicさん 2005]

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Akikoさん作:制作目安は、月2回、月計4時間を2年半履修。その後3時間X20回の集中講座(連日)にて制作。 同程度のみなさん、チャレンジ可能です!!さらに増殖し、この倍程あるとお庭に「スパニッシュパティオ」が完成です。

さて、そのakikoさんの2005年の作品です。
パティオのタイル。
お見事!!あれから7年。。。7年前でこの完成度。そりゃ、よい作品つくりはるわけだわね!
美術館の集中講座に遠方から1時間半かけて、毎日、連続で通って作ってくれはりました。

その後、美術館でスペインタイル陶芸展を開催していただき、
芸大教授4名、INaxタイルミュージアムの館長さん、などなど、たくさんの先生方にも観て頂きました。
pocoApoco思い残す事なしの展示。(これで完了と思っていた)のが、まだ、教室も制作も続いています。

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そして、こちら、当時のpocoApocoの色見本。全部日本製!ようやったわ。。。
で、今は、もう、色数多すぎて、この4〜5倍の面積を使ってマグネット張りしております。(笑)
そういえば、色のネーミングもAkikoさんと考えたわね。
Jpの10番、Vaの10(バレンシアの)、Baの10(バルセロナの)、Esの(マドリードの)、、たいがい、VaとBaで爆笑していましたが。。

このように、受講者とともに成長していくpocoApocoでした。
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ガウディタイル バルセロナ編 [Aquicさん 2005]

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AKIKOさんのガウディタイル。バルセロナ編。
数年前まで、バルセロナで販売されていたガウディタイルを
ガラパゴス的発展の大阪ぽこあぽこスペインタイル編では、
現地のものより、もっとレベルの高い作品になってゆきました。
そのひとつ、ガウディ割りと呼んでいるガウディカット。
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Akikoさんは2003年5月生。今年でなんと10年修了です。(月4時間)
最近ではAkiko技法がpocoApoco参考作品になることも多々あります。
今回もブラボーな一作です。
当初、大人数が一同で製作するナビオ教室では、オイルはイタリア製の9度と、濃いエクストラバージンを使用。(二年寝かして酸化させたもの)それを、清水焼(京都)用のマンガンと白玉をあわせ、練って、まるであやしい「軟膏」のうように、OLバックの中から取り出し(各自で作る)ラインをひいておりました。
最近はリッチになって、あまに油なんぞ(食用にもいけるらしい、Noriko談)使っております。
今回の作品は、オイルなし。10年前のpocoApocoのクラスで開発された(笑)技で、焼き上がりが博物館級になるすぐれものです。(なぜなら昔は電気窯なんぞない灰かぶりの窯で焼成していたので、その成分に近づけています)

スペインタイルというお土産タイルとちゃうで〜。です。バルセロナで10年作品を販売して頂いていたわたしが言うんやから間違いなし(笑)です(今だから、エラソーに言ってるけど、ほんとは、めっちゃハラハラドキドキの倒れそうになりながらの納品でしたが(笑)。
どうすれば、高級に、高品質になるか、素敵な作品を作って頂けるかの10年間でした。大阪でせっかく作って頂く「教室」なんだから、良い物を作ってもらいたいと、いろいろやってまいりました。
オイルラインが上手にできすぎると、きれいすぎて、安物っぽくなっちゃうんだよ。(スペインのタイルや焼き物は驚く程安価です。そのなかで10倍〜15倍の価値のあるタイルなどもミュージアムショップにはちゃんと売っているのです。)
ちなみにpocoricaの作品の皿もので現地80から150ユーロ。しかも完売。どうだ!ってしょぼい(笑)画家とはちゃうから焼き物では現地の平均の7倍だったんだよっっ。快挙でした。(もちろん、飛行機代は赤字ですが(笑)
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スペインタイルの技法 大阪編 [Aquicさん 2005]

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Akikoさん作 窯変(ヨウヘンと読むのよ!)
藍釉(瀬戸、日本製poco調合済み)と
ヨーロッパ各地で入手した顔料、Akikoさんの腕とpocoの引き出しと、、

スペインタイルの発祥へ迫る古典が新しい!制作です。

グラナダ,セビリア,ウマイヤ朝のくくりに入れておりますが、イスラームな古典。

このデザインの本はイスタンブールの大学教授がまとめられた研究発表の本。
ナビオ教室の頃(10年程まえ)より指導書としてみなさんに使って頂いてきましたが、ようやく、この本、本来の制作です。

というのも、その昔(今のようなお土産用スペインタイルの工場製品になるずっとずっと以前)は、凹凸は少なかった。が、マジョリカのような滑らかさではなかった。(その流れは別技法でトルコタイルに見られる「フラットなのに凹凸がある」ものとは、また違う)

ポコポコッとしたタイルや陶器はアラブの焼き物技法で、窯の中でポコポコが融合してしまったり、凹凸が低くなっていました。なぜなら、そんな昔には、今のような便利な陶芸窯なんて存在しない、灰かぶりの窯だったからです。

poco帰国後スグの1999〜2000年ごろに大阪の民族博物館の展示を見て気がついたpocoは、当時すでに大阪の現Hepナビオ(または第四ビル地下)にて集団スペインタイル教室(10~20名の)を開催させて頂いていたので、すぐさまその技法に近づける製法を行い始めました。オイルを使うようにみえてそうでない、poco裏技です。(数年に渡る試行錯誤の実験教室の話は延々と続くので、このあたりで)

はたして、当時のカルチャー教室の流れで
(スパルタな美術部のように、ものすごく基礎固めをさせられていたスペインタイル教室でしたが(笑)
ありがたい事に今でも制作して下さっているAkikoさん(ディプロマ換算はずっと後からですので、経験時数作品数は膨大です)による、
古典学習を作品に仕上げて頂きました。
そのままだと寂しげなお色なので、pocoチャチャ入れ(指導入り)で柔らかく、そして力強い仕上がりになりました。

スタジオpocoApocoの「教室」は、作家のアトリエでコラボレーション的に発展して行きました。
ピカソがバロリスの工房で制作したように、「受講者」=ピカソ。というスタンスで、作品が一層よくなるように、様々な知識の引き出しを開けて行く実験工房な「スペインタイル教室」です。
(ので、レッスン後はヨレヨレになるpocoですが(笑)
poco一人で作るのは不可能。断然世界が広がるのが「教室」の醍醐味なんです。
上級者だけでなく、初心者の作品も見応えありですよ。
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スペインタイルの技法 大阪編 [Aquicさん 2005]

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Akikoさん作 窯変(ヨウヘンと読むのよ!)
藍釉(瀬戸、日本製poco調合済み)と
ヨーロッパ各地で入手した顔料、Akikoさんの腕とpocoの引き出しと、、

スペインタイルの発祥へ迫る古典が新しい!制作です。

グラナダ,セビリア,ウマイヤ朝のくくりに入れておりますが、イスラームな古典。

このデザインの本はイスタンブールの大学教授がまとめられた研究発表の本。
ナビオ教室の頃(10年程まえ)より指導書としてみなさんに使って頂いてきましたが、ようやく、この本、本来の制作です。

というのも、その昔(今のようなお土産用スペインタイルの工場製品になるずっとずっと以前)は、凹凸は少なかった。が、マジョリカのような滑らかさではなかった。(その流れは別技法でトルコタイルに見られる「フラットなのに凹凸がある」ものとは、また違う)

ポコポコッとしたタイルや陶器はアラブの焼き物技法で、窯の中でポコポコが融合してしまったり、凹凸が低くなっていました。なぜなら、そんな昔には、今のような便利な陶芸窯なんて存在しない、灰かぶりの窯だったからです。

poco帰国後スグの1999〜2000年ごろに大阪の民族博物館の展示を見て気がついたpocoは、当時すでに大阪の現Hepナビオ(または第四ビル地下)にて集団スペインタイル教室(10~20名の)を開催させて頂いていたので、すぐさまその技法に近づける製法を行い始めました。オイルを使うようにみえてそうでない、poco裏技です。(数年に渡る試行錯誤の実験教室の話は延々と続くので、このあたりで)

はたして、当時のカルチャー教室の流れで
(スパルタな美術部のように、ものすごく基礎固めをさせられていたスペインタイル教室でしたが(笑)
ありがたい事に今でも制作して下さっているAkikoさん(ディプロマ換算はずっと後からですので、経験時数作品数は膨大です)による、
古典学習を作品に仕上げて頂きました。
そのままだと寂しげなお色なので、pocoチャチャ入れ(指導入り)で柔らかく、そして力強い仕上がりになりました。

スタジオpocoApocoの「教室」は、作家のアトリエでコラボレーション的に発展して行きました。
ピカソがバロリスの工房で制作したように、「受講者」=ピカソ。というスタンスで、作品が一層よくなるように、様々な知識の引き出しを開けて行く実験工房な「スペインタイル教室」です。
(ので、レッスン後はヨレヨレになるpocoですが(笑)
poco一人で作るのは不可能。断然世界が広がるのが「教室」の醍醐味なんです。
上級者だけでなく、初心者の作品も見応えありですよ。
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古典タイルが新しい ウマイヤ朝 [Aquicさん 2005]

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Akikoさん、8年生。
作品資料は、10年ほど前、イスラエルから取り寄せた貴重な学術書で、当時のPocoApocoの教科書です。カテゴリーの分類とは、違いますが、あちら系なので。
(スペインには良い本がどれだけ探しても少ししかなく、在西当時、60kgぐらいの本を持ち帰ったのですが(まだ、船便があった)最初の教科書は、スペインの分厚い本と、パリの薄い本と、、あとは、スペインの学校の図書館でのコピー資料だったのですが、この本(論文)は、凄いです!ナビオの生徒さんたちにもお勧めしたのですが、、高価だったため実現せず。現在は廃番。)

さて作者のAkikoさん
現在のHepナビオがナビオ阪急だった時代にナビオの3Fにあった教室からの継続受講者さん。
OLのための、変わったお稽古だったスペインタイル教室。元ツアーコンダクターで、イタリアやスペインに詳しい。 ツアコンを辞められたあとも旅行好き。 当時、すでにタイル制作を始められていたが、トルコに旅行に行かれたついでに、産地まで。そこの工房と、pocoApocoの制作机の上の材料の絵の具入れが、安物カップだった点(笑)が一緒だっと、旅先で、びっくり。
タイル制作を始めて、旅先での見方も変わりますね。(目のつけどころがシャープです(笑)

Akikoさんは、カルチャーコース生ですが、この二年程の作品は、教室の参考作品として『Akiko課題』(笑)になっています。
受講者とpocoのコラボレーション作品から、教室案を作り出し、古典を新しく、Kayoさんとのコラボレーションから仕上げたカリキュラム。
近年では、Akikoさん、Ayumiさんの作品も『課題』にお勧めです。

木曜日のレギュラーメンバー(カルチャコース)の7年生チーム、Hisakoさん、Junkoさんの特殊な色だしも、みんなの参考に!
また、ウェブでは掲載していない、卒業生のアート作品も、タイミングがよければ焼き上がりをチラッと工房でご覧になられた方もいらっしゃいます。その中で、これは、完璧という方もいらっしゃるので。

古典をベースに、どんどん良い作品が、生まれています。
古きにとらわれるでもなく、常に進化して、古典が新しい!
iPadよりUP


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マジョリカ焼き立体への道 [Aquicさん 2005]

今回入荷した生地には
あの「AKIKOs香炉」も、もちろんっっ。はいっておりまする。(お忘れの方に、再登場!!)
akikokouro01.jpgakikokouro02.jpg
この立体へ制作される前に、
一つ課題を入れます。
それは、
aki4_201008.jpg
この作品の短縮バージョンに致します。
一列ごと、3セットを課題にします。
釉の特製や、色味を解った上で、立体課題へ進みましょう。

*******

せっかくなので、この作品までの「Akiko歴史」をご紹介します。

017-9f025.jpg
1年目の課題は、↑の中の1枚。クエルダの帯課題。サイズは9cm
ライン入れまで。2色使い。 1枚のみ、ラインなしが規定課題で、追加は自由制作でした。あまりの良い出来に、4枚揃えて、2005年の伊丹の美術館でのpocoApocoAmigos展覧会に出品されました。pocoがアラブの女王と言っていた作品です。


次は、クエルダ直線課題。こちらもライン入れ。
黒課題と同時に制作。
aki3mai-5dbf9.jpg

2005年には、小さなサイズに挑戦。
2005aki.jpg

2007年には、同様の小さなサイズのライン入り。
2007_06aki.jpg

南船場に移ってからは、バルセロナで8年タイル留学のはずが立体へ変更されたChiekoさんとの共同で作った課題をAKIKOさんにも制作して頂きました。
ここでは、上級色、織部ABを習得。
aki2.jpg

ここまで、基礎固めを作って来た上に、
上級になると色作りも研究していきました。
少しずつ作って来た作品を2010年8月に完成。
aki4_201008.jpg

ブルータイルde AKIKO(色づくり課題はKayoさんと作った履修案をAKIKOさんの時にはさらに発展)最初は、スタジオ内の「いろ」を使いました。
akiaz201003.jpg
akiaz02-201003.jpg

一度、色づくり課題ができると、次から自分でできるようになります。
グリーン(ベルデー)タイル時には、ご自分で色づくり。
akiko201004.jpg
akiverdehier.jpg
(↑このタイルを入れて5枚ですが、先にお友達にプレゼントされたため、「勢揃い」集撮影時には、残念ながら入っていません)

全て、鉛の入っていない、安全な日本製の釉は、
扱いが難しいけど、スペインのものと同じ、また、それ以上の色が作れています。
各自でチャレンジっっ
aki05.jpg

akikayo-14775.jpg
初期のメンバーでは「課題を作る」というのが、pocoApocoとAMIGOs(受講者)との共同作業でした。 Kayoさんの作品は全て現在の履修案になっています。最近では、AKIKOさんの作品も履修案になっています。
このように、AMIGOS(受講者)とともに、課題もどんどん発展して行きました。

aki10_201007.jpg
グリーンタイルができたので、色味のにあう古典タイルを息抜きに制作して頂きました。

このような流れを経験した上でのマジョリカ立体です。
とっても長い時間をかけて「良いもの」ができるように、その時期その時期にあった課題を取り入れています。
お手本があると確かに完成度は高くなりますが、自分の身に付くには、基礎固め。結果的に良い作品への広がりになるからです。

こうやってまとめると、壮観ですね〜 GOOD JOB! AKIKO!ブラボーです。
(akikoさんは、みんなの大好きなあの「星座シリーズを4〜5年かけて完成された、あの作者さんですよ〜)
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ピカソタイル フレンチタイル技法 [Aquicさん 2005]

akipicapas.jpg
Akikoさん(上級者)によるフレンチ技法のピカソタイルです。
パステル1,とパステル2のあわせ技。
以前のパステル課題だと、抽象的すぎて、なかなか筆が進まない、難易度の高いものでしたが、今回のピカソ絵はこの夏のバルセロナから始まった子ども絵タイルシリーズの一貫です。これで、パステル課題が難なくクリアできるようになるでしょう。(あなたもピカソシリーズで)
 pocoApocoでは上級者さんに教室お手本となる作品の制作をお願いしてきました。教室課題は、pocoRiとのコラボレーション。今までは、第一期生のKayoさんに古典を中心に、学問的に学び制作(資料はなんとメトロポリタンミュージアムだったり)でした。 
今後もいろんな新作が課題と化していきますねっっ。
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マジョリカ焼きの香炉 [Aquicさん 2005]

akikokouro01.jpg
akikokouro02.jpg
Akikoさん(2005年より月2回しっかり受講)
によるマジョリカ香炉。
インテルメディオになるために、ガラス釉と顔料で組み合わせました。
顔料がちょっと重く、真ん中では止まらずに落ちた感じですが、とてもクリスタルが効いてて美しいです。
インテルメディオにちょうど良いのは、日本製のベルビク(ビクトリアグリーン)とクロームグリーン(クローム系の緑)または、スペイン製のガラス緑とクローム系グリーンです。
この立体に至まで、構想3年。ついに制作にとりかかりました。
一点ものの素材です。(3年前なら入手可能でしたが、もう作ってないの)見せびらかしてごめんね(笑)。pocoの教室用に作ってもらっていた素材たちです。

さて、この香炉、素材、日本製マジョリカ土(スペインで販売されている白土はイギリスの材料。スペインで販売されている白タイルはポルトガル製)
日本製の土は「ハイド(杯土だったかな?)」といって、混ぜ合わせた物理化学の力で作られております。(ちなみにアメリカは、もっと進んでいて例えば自分で混ぜ合わせていろんな土が作れるんだよ。)
その日本製の「スペインと同じマジョリカ土」(ややこしい。スペインの土はイギリスの材料で、、振り出しに戻る。。。)
で作られたカタチ。
釉薬は、スペイン製と同じ色に日本で作った安全性の高いモノ。と、
食器使いではないから、毒系でもいいかと、スペイン製のモノも使っています。(調合が面倒になってきたからってわけじゃないけど、、そうだけど、、)

一色つくるのに2ヶ月の研究が必要で、実用までには、もっとかかるから。

てなわけで、混合材料による制作です。
akikoさんには、昔から、色の名前付けを手伝ってもらっていました(笑い)
Vaの3(バレンシアの3番)とJP3(日本の3番)、Ba3(バルセロナの3番)、Maの3(マドリーの3番) ITの3(イタリアの、、)
などなど、ややこしくなって笑い転げ回ってましたが、そんな時代を経て、今ではおおよそのどの色をどれに使うかを理解してくれています。
(毒かどうか、発色かどうか、相性はどうか)などなど。
素材理解にはとっても時間がかかりますが、だから楽しい♡です。
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星座タイル シチリア島をアンダルシア的に。 [Aquicさん 2005]

2003年か4年ごろから制作を継続していただいているAkikoさん。アーティストコースで、ディプロマは、すでに2周目(笑)かな。
2周目ごろになると、ご自分の制作スタイルが見えてきます。
その頃になると、色の質感も理解してきます。
基礎固めが大切です。焦らず一つ一つレベルアップしてきました。
イタリアのシチリア島の絵を、スペインはアンダルシアの技法で。
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スタジオのパティオを背景に。
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インテルメディオ技法のアップです。
全て、日本製のpocoApoco調合の絵の具を使用。
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