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スペインタイル集中講座 [amandaさん]

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amandaさん(四国)の2日間集中講座。
少し時間が経ってしまいましたが、焼き上がりましたのでまとめます。

初日、バルセロナのさじ。
amandaさんの、スペイン旅帰国後すぐ制作に来られた時に、課題を提案し、そこから一ヶ月。
「課題に沿った自由デザイン」を考えて来て頂きました。初心、初級で行う区切りの理解OKです。(過去に制作された「花皿課題」のパーツも素敵に配置)
入りやすいスペインの古典柄を使う事により、どんな形が入りやすいかが体得できます。 
使用絵の具は、溶けやすいスペイン製を主に使う事にしましたが、ピンク、ヒワ、トルコなど、日本製の発色の良い絵の具も使用。(スペイン製は食器用には出来ない色を使っていますが、日本製もスペイン製も、単に「色」として自由に使って頂きました)(ちなみに、最近はスペイン製も、まだ、色数は少ないですが、食器用の鉛なし釉が出来ています。それらは、少し焼成温度が高いですが、いずれも、pocoでは「色の一色」として、使っています。)

つづいて、二日目
一日目とは打って変わって、実験工房です。
7番トルコから8番トルケッサまでを2段階作ります。

見事なAmandaさんの技術も加わって!!ブラボー!!
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最後の作品。
旅の思い出の絵を描いて来て頂き、それを元に、タイル化するデザインのレッスンから行い、ご自分で作った色を含め、作品にしていきます。
講師養成コースに編入です。
大きい面積にはpocoで日本製の釉を調合しています。 大きい面積が難しいからです。
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ちなみにpocoの釉薬は、、。
オール日本製の食器にも、作者にも安全な「鉛ナシ」アルカリ釉で、スペイン製の釉の色を再現します。どやっっ、出るやろ〜っっっ。ポコポコ膨らむやろ〜っっ。(通常、お手製日本釉ではポコポコ膨らみません。そこは、なるべく簡潔にしたい(ラクしたい(笑)pocoは、瀬戸の釉薬やさんに頼み込み、研究開発して頂きました。なぜなら、poco個人が、というよりも、ちゃんとした陶芸家が一色作るのに、一日8時間、なんと2ヶ月はかかりっきりというのが通常の「釉薬」作りなわけです(pocoの大学時代のご学友談(笑)。pocoの工房の色数たるや、、、スペイン製全色、イタリア製、ポルトガル製、そして日本製は無限大、、、大学時代に7色しかなかった(自分で作ったのは瑠璃、ひわ、白、エメラルドのうちちゃんと溶けたのは瑠璃のみという、、今でも時々使って頂いているあのエメラルドは25年もの(笑)です。
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四国からスペインタイル [amandaさん]

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前回の集中講座の焼き上がり。Amandaさん(四国)の初心コース進級課題。
今後(初級から)は、講師養成コースに編入され、材料学も「体得」していきましょう。
今回の集中講座でも、講師養成コースに含めるため、釉の堅さ調整を行いました。
釉の性質を体得しながら、「作りたい」作品を表現しました。
釉を緩める(デルフト混入)により大きな面積をスムーズに。
描いて来て頂いた元絵がとても素敵だったのでタイル化することに。
どうすれば「課題」になるか、デザイン化を行いました。

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ソカラトから南フランスタイルへ [amandaさん]

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Amandaさん作のソカラトから
南フランスタイルの製法で、良い色が出ました。
なんとも素敵な大阪ソカラト。
土から成型し、工房完成まで2ヶ月。pocoApocoコラボレーションです。

ヘレスというアンダルシアの街にて、スペインタイル留学中の「作者」さんへのエールを込めて!

さて、焼き物の土からタイルづくりとは。

1、石膏型作り(3時間)
2、型乾燥 2週間
3、土入れ    
4、土乾燥(1週間)
5、削り
6、さらに乾燥(1週間)
7、素焼き
8、絵付け
9、絵付け後素焼き
10、施釉
11、数日乾燥
12、本焼き

という工程です。一枚の土からタイルを作るのに、軽く2〜3ヶ月というのが、ちゃんとした工程。日本の芸大、美大の陶芸学科の制作方法です。

ただし、この工程は、遠方からの受講者さんには日程的に無理ですし、ちいちゃな街中スタジオpocoApocoも物理的に厳しいので、
教室というより、陶芸作品を売って生計をたてている「陶芸家」の手法で、裏技を使って、制作してもらっています。

pocoコラボレーションとして、今回の「タイル教室」では、3番と8番を受講者に手がけてもらい、あとの作業は「工房」仕上げで作り上げました。(顔料が定着しないため、裏技で定着させて)

エンボスを入れても良かったですかね。
いずれにせよ。とても素敵なまろやかさ。 しっとり感がでました。 
使用顔料 スペイン製顔料、重金属
釉 食器用デルフト(日本製)
土 上級者はマジョリカ(ハイド)(スペイン土と同成分の日本製)ですが、切れやすいため、初級時には、慣れるまで、扱いやすい磁器土を使用していただいています。
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メキシコタイルとトルコタイル [amandaさん]

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Amandaさん初心コース在(四国より)の作品
デザイン:メキシコ古典をご自分でアレンジ
技法:みんなの必修のアレ。

右デザイン:トルコ古典よりをamandaカラーで。
こちらも、全員必修のトルコタイルですが、お好みカラーによってイメージが変わります。2枚合わせると
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四国から台風の隙間をぬっての来阪。今回も二日間集中講座で制作して頂きました。
今回の「スペイン留学直前講座」制作は後ほどUPいたします。

http://spain-tile-poco.blog.so-net.ne.jp/2012-01-26
↑ ↑ こちらが前回の制作です。

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スペインタイル集中講座 [amandaさん]

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このタイルの背景色、トルコブルーではなく、9番の瑠璃をとことんガラス化したら、こうなった! 二度と出ないamandaボトルのみのお色です。(瑠璃を初心者でも使えるようにデルフトとオパコで、その場で調合してみたら、大成功!)

今回の課題では、2枚組のトルコ花をトルキッシュな色で再現。
色味を参考にした資料は、今回、トルコの博物館で購入して来た本の表紙。
トルコタイルの色合いです。
使用絵の具
日本製: 藍、瑠璃(九谷)、トルコ7、トルコ8、トルコ28、オレンジ、オパコ
 スペイン製:トルケッサ

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そのときに、使いたいテクニックを、未履修だったため、
急遽カルタジローネ:シチリア課題、を入れようということにし、
デザイン用紙を探していると、基礎16課題の最終編メキシコ古典を使って
技法をやってみることにしました。

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こちらも南国組、四国は讃岐うどん(やっぱり本場は美味しいっっ
ありがとうございました!!)、うどんチップとともに
参加して頂いたAmandaさん。
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デザイン縛りではなく、技法縛りといういつものpocoApoco(笑)
なかなか難しいですが、ご自分の作品に見事なアレンジ。技法や歴史を学びながら自分の作品へ、自由制作化してゆくわけです。
また、pocoクラスでの制作は、その場での即興です。その方が、作品の幅が広がりますし、そのときに応じた技法を習得する図案探しも一つの課題です(選択自由制作)。

2日目からのご参加だったため、初日の作品がやきあがりました。
ほれぼれする美しさです。
日本製の瑠璃釉と、藍。 ほのかな柔らかさがでました。
いずれも発色、厚みの難しいお色です。
 同じイズニク図案でも、まったく別の作品に見えるのも素敵です。

amandaさんの過去作品は
http://www.facebook.com/poco.clase

http://www.facebook.com/media/set/?set=a.205939436168131.44121.193443434084398&type=1

こちらからご覧になれます。
まだ初心コースだった、、とは思えない作品の数々です。



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