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トルコタイル [トルコタイル]

pocoでは、旅行に行ったら、思い出タイルを作るのも課題。

当時休会中だったKEIKOさんはAKIKOさん(元ツアーコンダクター)と、旅立ちました。
さすが旅行のプロ。奥地へ、トルコの制作現場にも入り込み。。。そこで観た作業中の職人さんの机の上が「pocoApocoと一緒だった〜」と、思い出していただき、再制作へ。

思い出タイルは通常2時間〜4時間の制作でしあげてもらっていましたが、
ところがである。このKeikoさん、こんなのすごい事になってしまいました。
構想から仕上がりまで2年?3年?
写真を頂き(しかもAKIKOさんのPC経由という離れ業)で、そこからpocoが数日かけてデザインにおこし、それを元に、今度はKEIKOさんがデザインの仕上げ。
そこからの制作です。
制作は20時間を費やし、(途中、エンゴベを履修し、厚みの研究やらお楽しみアクセサリーやらに寄り道しながら(笑)
しかも、大判タイルなので、動かす訳にもいかず(大きくなると、とたんに割れやすくなります。ちょっとした振動が、焼成の窯の中で、割れる原因になるためです)
何度もお持ち帰り宿題を促しましたが、断念し、ついにはついには、こんな素敵に焼き上がりました。

ぷっくりとしたふくらみが美しい、イズニク柄、スペインタイルde KEIKOです。
ほんとに、ひとつひとつがプックリ。
日本製の釉なので、膨らみにくいものも多い中、よく膨らませましたっっ。

pocoApocoAmigosは、既にお気づきかと思いますが、
全て基本色で仕上がっています。
基礎をしっかり習得されると、こんな上級技に「できやすい」のです。
それには、Keikoさん(この作者)が入会された頃、スタジオの色は基本色がメインだったからでしょうか。ベーシックな22色だと、ふくらみ具合が同じです。特色はそれぞれ違います。

*****スペイン製の200番台は、有鉛、温度も低めなので簡単に膨らみます。400番台は無鉛系なので、膨らみには要厚み。イタリア製、アメリカ製はふくらみよりも色味を大切にし、窯変が大きい。
 日本の釉は、無鉛、さらに温度が少し高いため、厚がけには習得が高度ですが、慣れればこのように見事にスペイン製よりぷっくりと仕上がります。また色に寄って違います。その上、スタジオで作られている色も多いので、同じ色で同じ調合でも、そのボトルに寄って違います。。。お見事です****

pukurikei.jpg

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