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お花タイル マジョリカ [KaoR生花タイルシリーズ]

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Kaoruさんのお花タイルシリーズ。
Kaoruさんのマジョリカ花シリーズは、毎月2〜4枚ペースで2年目に突入されています。
ご自宅に咲く季節の花々を
日本画家的タッチで。

焼き物に色絵を描く(色絵を焼き付ける)ことは、とても難しいのですが、マジョリカ焼きは、初心者でも「色が出る」ように工房で調合していますので、クラスでは、簡単に思われがちですが、その奥は、はてしなく深〜く、そこが、画家のための焼き物と言われる所以です。そこまで到達するには卒業後以上の課題になる訳ですが。参考のために、上の作品は、ここまでできるよの、参考作品編。

色(顔料)によって、筆の延びが違うのです。
顔料によって、濃さの発色が違うのです。
18世紀復刻の顔料は、スペインバレンシア製の通常コースの色(とても使いやすい顔料です。)とても使いやすいのは、鉛が含有されているからです。
また、同じスペイン製でも、鉛の入っていないバルセロナ製があり、こちらの顔料は、そのままでは溶けないため、日本は清水焼(京都)の五条坂の材料屋さん(芸大時代から通っている)で購入した素材や、瀬戸の素材をあわせて、溶かし込んだシリーズが初心者用に工房に置いています。
また、一番難しいのが、イタリアの18世紀古典顔料、ファエンツア製には、鉛のは使いやすいシリーズと、鉛の入っていない食器用があったので、全て食器用で揃えています。さらに、ポルトガルで購入して来たシリーズや、マドリードの顔料屋さんのものや、、もちろん、京都清水焼の全顔料(こちらは、芸大時代に友人が卒業制作で思い切って購入していたものを譲り受けた)も揃っています。
さらに、現代のイタリア製とアメリカ製。食器用顔料。
顔料だけでも、膨大な種類。
それと、ベースの生地(土やタイルの生地)
ベースの釉(スペイン製3種類、日本製多種類)日本製のベースは、固さをご自分で調合できますが、難易度が高いため、卒業後の自由制作マジョリカコースで釉調合をやっていただいていますが、、
その中から、ご自分の発色させたい組み合わせを見つけるため、順列組み合わせ。ただし、そこは、職人系の感で、(数値で計っても、その通りの結果にならないのが焼き物です)
といった、「絵」以前の組み合わせがあり、その上に、「絵」の描写力となるわけです。 
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