スペインタイル、イタリアタイルの作り方 [スペインタイルの作り方]
中世スペインやイタリアのタイルづくりの基礎となるベース。
pocoApocoでは、日本製の食器に使用可能な安全な釉を使っています。
さらに、釉がけは、バレンシア式(県立マニセス陶芸学校で学んだ方法)と
バルセロナ式(エスコーラマッサーナ美術大学 系、や、ラジョラスの復刻工房)の両方を行いますが、上級者には、バルセロナ式。
このベースからご自分の釉をあわせる(調合する)しているのは、卒業後のアート制作中のMakkさん。(卒業後もコンスタントにご自宅制作と、工房制作を継続して作られているアーティストさん)
ここまで、完璧な釉がけは、かなりの腕が必要。Makkさんが研究を重ねられた成果です。Makkさんは大学時代に陶芸部で制作をされていたため、陶芸のことも熟知されていますが。それでもスペイン式の釉がけに慣れられるには、年月が必要でした。Makkさんが釉がけをされているときに、同席された受講者さんはラッキーですよ。どこに気を使われているか、そばで感じられるからです。
どうすればどうなるか、と、ご自分で理解されており、
そして、研究は続くのです。
受講者のみなさん、最初から理解しなくていいんですよ。頭で理解しても作品には反映されないからです。なせなら、陶芸、焼き物だからです。
制作しながら体得して行くことが大切です。卒業ごろには、ご自分でできるようになりますよ。
白い釉は釉を作る事が難しく、日本の陶芸(タイルや製品の場合は窯業)の賜物です。(瀬戸の工場で特注)
どのぐらい難しいかと申しますと、昨年、私の6週間のバルセロナ制作中、スペイン製の材料による白の縮れが起こり、大皿焼き直し中に、作品の3分の一を破棄してしまったという程です。
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