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スペインタイルと陶器 [土から。立体(食器)レリーフ]

マグはyumiさんの作品。
potie開設以来の受講者ですが、グループ展などを通し、発表をされているいわばプロ級の制作者です。高温、白化粧、書き落とし技法。

タイルはKayoさん。
課題では、イタリアンマジョリカ
エンガルベのスクラッチですが、
発展として、
トスカーナ(北イタリア地方)の古典に基づき、
マジョリカの顔料とクエルダセカの釉を
ちりばめました。

高温の赤土陶器(信楽)と比べ、
タイルの土は赤れんがの色が明るいですね。

土の種類によって、また、焼成温度によって、色味が違います。
尚、マジョリカ用の赤土は、高温では焦げるので、マジョリカの温度でしか焼けません。
日常の食器使いには、高温用の土で制作されるほうが、使い勝手が良いです。

マジョリカは日本では「軟陶」と呼ばれ、高温の陶器に比べると「もろい」です。
スペインやイタリアでは、こういった軟陶の食器は何代も前から各家庭に伝わっており
キッチンに飾られています。それを、「ここ一番のディナー」の時、クリスマスの日などのおごちそうに使用しているので、日常使いはされていません。
「もろさ」の感覚は、日本で言えば、「お抹茶ちゃわん」と言った感じでしょうか。
また、イタリアやスペイン人は「猫舌」のため、熱々の料理は出されません。

食器の制作はポティエのマキ先生のクラスで制作しております。
日常使いの食器をスペイン風なデザインでも、、和風な色でも、、
いろんな事ができそうで、楽しみです。


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