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マジョリカ土 [土から。立体(食器)レリーフ]


マジョリカ土のクラスの日は、全員でチャレンジしました。
「きくもみ」は体験だけにしました。(そんなの無理〜)この写真は「荒もみ」程度ですが、たまには体を動かすハードさもいいかも〜〜??尚、陶芸をされていたmakyさんは、きくもみの時に、土のことがわかっていらっしゃるため、まるでスポーツジムのような状態にまで、作業してくれました。
そのぐらい、もむと、切れず良い作品ができます。
土もみを簡単にしてしまうと、素焼き前で切れて形にならないのが磁器土の特徴です。

この日は2レッスン続きで、ソカラトやタイルのベース、器など制作。
マジョリカの土はきめが細かい磁器土。焼成温度が日本の陶器の土とは違うためです。
バレンシアでは「マジョルカ」『マヨルカ」「マジョリカ」「マヨリカ」とかいう発音。
バルセロナ(カタラン語)では「ピサ」
イタリアのファエンツアではもちろん「ファエンツア」
尚、フランス人にはバレンシア方式に言い続けているとわかってくれます。

これらの土は、台湾では一般的に「ハクウン磁器土」とよばれ、オブジェなどの泥しょう鋳込みで使用されています。
日本では探すのは大変ですが、
やってみたい方は、トールペイントやフィギュアの世界で「人形の顔」を作る土として
100グラム500円〜1000円と、高価ですが、、、日本でも一般向けに売られています。パジコ社(学校教材や紙粘土を扱う会社)のホームページとかでも観れるかも?
ちなみに、最初の頃は、バルセロナで土を乾燥させ、日本に持ち込んでいる友人もいたほど。
尚、バルセロナでのピサ土の価格は一般の陶土と比べてかなりの高値でした。
スペインには白い土が存在しないので、イギリスから材料を送り、スペインで加工していました。
また、白いタイルも同様。スペインのタイルは赤土。白はイギリスの粉をポルトガルで加工したものをスペインの会社が販売しているという経緯。
材料も土と磁器なので、赤土タイルの10倍以上の値段で白いタイルが売られていました。
使用目的が違うためです。赤土タイルは主にお土産用。白磁器土タイルが作家用と区別されていました。

話はもどりますが、、
日本で出会った磁器土のおかげで、バルセロナから乾燥させて砕いてトランンクに詰め込んでもってかえる必要も無く、全くの地中海のマジョリカ焼きや、オランダのデルフトが日本で再現できました。

う〜っっ苦節7年!!

イタリア留学からかえってこられて、pocoに問い合わせされた方から、メールを頂いていたのですが、、、ずいぶん前に。。。どうですか? がんばれば、日本でもマジョリカ焼きができているでしょ〜〜???
pocoオリジナルとして、potieの陶彫作家maki先生の指導のもと、じゃ〜〜ん!!と発表します!


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