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マジョリカ制作中michi [名画タイル・組タイル]


さてさて、スペインタイル歴4年のmichiさん
先日は陶芸歴1年の作品をお見せ致しましたが、スペインタイルもちゃんと製作中です〜
施釉後カルボン(木炭粉)を使わず、エンボスし、なんとな〜くな凹凸を出し、そこにマジョリカを行うと、イタリアのトスカーナマジョリカ(18世紀古典)の再現に近い作品ができます。
先日のmachiさんのウズベキスタン柄の食器でも行った技です。
kayoさんのソカラト釉使い古典風皿では同じ技法ですが、ベースをマジョリカからクビエルタトランスパレンテに変えて、使い勝手の良い食器に変化させましたが、、
マジョリカ(クビエルタオパコ)よりデルフト釉使いの方が食器には無毒です。
今回のmichiさんのオパコは瀬戸のマジョリカ釉なので、バルセロナのカレス釉よりも毒性は低いですが。。今、工房でsyokoさんの使っている白:バレンシアのシグロは毒性強です。
毒性が低いので安全ですが、融点が高いため、瀬戸のオパコは難しいですが。。
仕上がりが楽しみな古典再現作品です。

尚、バルセロナのカレスオパコもバレンシアのシグロより毒性が低いですが、こちらも、施釉がむずかしくなります。が、初級時より難しい釉を使うとそれだけ腕も上がる!!
ちなみに、、日本の窯業界の基準は年々厳しくなっており、デルフトも少し変わっています。今、工房で研究中の新デルフト。もちろん瀬戸釉ですので、今年の基準にも合格している安全な釉ですが、これまた、施釉時のしっとり感が違います。この感じは、陶芸でいうと土灰釉と石灰釉のかけたときの微妙なしっとり感の違いのようなもので、石灰釉の感じに似ています。同じような施釉時の感じは、バルセロナでもさんざん(いやいや、しっかりと)体験済みで、rococoで購入可能な全てのスペインの釉をとことん試したときの「あの感じ」を頼りに、今も悪戦苦闘しています。 当時、バルセロナのマッサーナ美術学校に7年(その前にも日本の大学の陶芸専攻)の友人が強い見方で、彼女はさらに、全てを調合。まさにスペインの釉を7年かけて研究。自分の色をみつけるために、、、と、彼女のテストピースやマケットも見せてもらいながら、、、こんなこと、一人の作家が一生かけても無理むり〜なんで、pocoApocoでは受講者にも、それぞれの希望に応じた釉を「自分で作ってもらって」おります。
それに、日本の陶芸界って、とてもあたたかくて、先輩方もみ〜んな、お互いにレシピ(レセタ)や、やり方をどんどん惜しげも無く教え合っています。フルオープンだよ!これだからどんどん作品が良くなるんだよ〜。 てなわけで、pocoも授業でもフルオープンなの。。なもんで、「学習順番」が多少(いやいや、かなり)変わってしまっております。。さあ、スペイン流にフルオープン!アビエルタ!技だけでなく、作品は「生きざま」です!!


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