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ウイリアムモリスの絵タイルToshi2 [Toshさん2009]

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Toshieさん、自由制作のウイリアムモリス
pocoコラボレーション(これをレッスンとか指導と言いますが)は、フレーム部分。 絵を描き終え、フレームまで描き込むとなると、体力的にも限界。デザインも美しく生える、フレームを。と、
使用釉 全て日本製で、難易度の高い上級者向けの釉です。
 19世紀イギリスで流行したスリップは日本の民芸から。バーナードリーチが日本の民芸をイギリスで紹介、陶芸がある意味芸術に入った始まりでしょう。
pocoでは15~18世紀のスペインの陶芸(タイル)を中心に、歴史から学びますが、お好みに応じて、19世紀の工業製品を18世紀以前の地中海ヨーロッパの技法で大阪で再制作していただけます。

 日本→19世紀イギリスで発展→日本pocoで再現
の、織部系と飴釉系、瑠璃釉系です。
pocoのオリベは現在4色。 oliveとolibe-ブルー、織部A 、織部B。のうちolive以外の3色を今回使用。
oliveは横とひっつきませんが、織部A,Bは窯変(ヨウヘン)を起こします。シュガーなどの白い結晶釉には緑に(食う、クウといいます)。

日本ではフリット釉とも呼ばれるこのシリーズ。そろそろ、発売中止となりますが、良い色ですね。(日本のタイル、マジョリカ温度の陶芸業界は、とても進んでおり、ヨーロッパのソレとは全く違います。あまりの発展で、とても個人レベルの制作では入り込めません。一日に何万枚も作る工場製品となるわけです。
それがさらに発展し、材料の基準も非常に厳しくなります。
スペインで市販されているクエルダセカ釉に含まれているは、カドミウム、鉛など、日本では下水にながせない基準のものです。スペインの釉の袋にも絵で魚が浮いていたり、どくろマークがついているアレです。みなさん、決して下水には捨てず、乾燥させて、燃えない産業廃棄物として処理して下さいね。 ご家庭で少量制作には、燃えないゴミに粉を捨てて下さい。
日本製の釉は、流しても大丈夫ですが、やはりティッシュで拭き取り、環境に気をつけましょう。 またスペイン製の粉釉を使用される場合、妊娠の可能性のある年齢の女性は、あまり使用しない、または大量に制作する場合は、マスクをする、などの対応でだいぶん変わってきます。(バレンシアの学校は誰もマスクをしていませんでしたが、バルセロナの美大では、マスク着用の場面もありました)。
 たぶんスペインの基準値は、日本で言うと、イタイイタイ病発生以前といったところでしょうか。まあ、すべて20~40年先を行く日本。特に陶芸(窯業)の科学分野の日本はとても進んでいます。また、日本の「陶芸」は、もっと古典的な「自然派」制作方法。そしてタイルやマジョリカは、最先端の工業製品と、両極端な発展です。

本来ならば使わない方が良いのですが、とても発色が簡単なので、つい少量。。。(今回のTOSHIEさんの作品には、顔料以外、全て日本製です)
もちろんもともとの顔料にも売られている段階で少量の釉が混ざっているのですが、、、スペイン製の顔料は日本の陶芸では「不透明顔料」というもので、薄ぬりでも奇麗な発色をします。鉛の量と粉の粒子が日本の清水や瀬戸とは違うのですね。日本の顔料は透明顔料なので、厚ぬりが必要なので、透明感を出すのに、ものすごく大変です。スペイン製は簡単に出せます。その違い。

写真右は、後日コメントいれます。
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