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スペイン陶器 皿 一日制作 [一日体験制作]

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裏もそのまま食器に使えるような仕上がりの、かわいい小花。

お皿の制作は二度目のyukoさん。
今回も、ピンク色を使いたいと、日本製顔料(瀬戸)のピンク使い。
(18世紀のスペイン顔料でピンクの発色ができるのは、Kaoruさんだけかも。と、重ねての色作りの難しいピンクです)
濃い色には、バルセロナの食器用。
(ただし、バルセロナの食器用顔料はそのままでは使用できないため、poco調合済みです。クラスでは卒業後のMakyさんが「なぞの瓶詰め事件」のときに、合わせられていたアノ顔料です。2005年製。現在は廃番です。)
一部、バレンシアの顔料。(バレンシア産は二カ所の工場で買い付けています。そのうちの一社の1998年製のみ強発色します。それぞれに制作ロッドの番号が記載されており、ロッドごとに色も微妙に変わります。当時1Kg購入(一生分です(笑)
イタリアの食器用赤(これは、ファエンツアで2週間の制作滞在時に現地の顔料工場で3日間かけてようやく購入できたレアもの)
ポルトガルの青(アズレージョの本場で街歩き時に偶然購入できたレアな青3色。本当は全色購入しようと、レジまで持って行ったのですが、ユーロが高かったため、合計金額で「引いて」しまい、泣く泣く3色のみゲットした悲しい思い出の青です。(クラスでは、Kaoruさんが紫陽花描写時に必要と購入)
各産地で制作しながら購入したものですが、ベースを日本製の無鉛にすると発色しないものもこの他に多数ありました。(そんなのヘッチャラです。学生時代の「日本の陶芸」ではレシピ通りに作っても90%失敗するというのが掟だったからですよ。描いて発色するだなんて、どれほどすごいことか!)

プライベイトレッスンでは、部分に分けて筆のタッチにあうような顔料を次々と。
描き手の筆圧を見たり、どんな仕上がりにされたいのかをお話しながらお好みを想像しながら、色の準備をします。
マジョリカ焼きは奥が深く、土、ベース釉、顔料の組み合わせと、描き手のテクニックで、どんな表現にも変わる奥深い制作です。(クラスでは、Kaoruさん、Makyさん、Kaoriさんが、それぞれ、「果敢に」自分の制作のために、あーでもない、こうでもないと実験制作されております)

マジョリカ焼きは陶芸と違い、初心者でも発色しますが、全てを理解し、「作品」にするのは、かなりのかなりのかな〜りの熟練の技がいります。(クエルダセカとは深さが違います)かなり陶芸よりです。

 そこで、[レッスン」では、pocoがその「熟練」の役割を(お道具係)を担います。(ピカソもミロも、そうやって制作していたのだから(笑)
と、うんちくは炸裂しましたが、元に戻り、今回の作品へ。

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一日制作は、pocoが完全な助手と化するキョウレツな制作のため、プライベイトレッスンで制作して頂いています。


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