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大阪でスペインの工房 [MaryMecさん]

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さて、昨日UPしました黄色いパスタ皿と同じ生地、バルセロナ工房においていた最後の一枚を手荷物で持ち帰り、大阪で待つ沖縄からやって来てくれたMariさんのバルセロナ工房のように作って頂きました。(私の帰国が、まさかの一週間遅れとなり、まりさんに一日遅れで大阪に到着してしまいました。。ごめんなさい。。おわびのパスタ皿生地持ち帰りでした。)

課題は「食器用使い」
黒ラインの濃度が難しい。
膨大な色の中から、色を決める。

黒が濃すぎると、溶けず2度焼を行いますが、4日間のうちに焼きまでを考えると、一発勝負がポイントになります。

バルセロナ工房より色数だけは豊富な大阪工房。今回使用する絵の具は21世紀の陶芸とも呼ばれている無毒の食器用。イタリア製の顔料(とっても地味な色)も多々あり。また、色に寄って濃度も違います。その中から色を決めて頂きます。

生地は、いつもの「ヨーロッパ磁器」ではなく、「マジョリカ土」。
私はこの秋に、この違いをようやく知ったぐらいで、リタさんの食器は「ヨーロッパ磁器」。大阪工房で使っているのは、そのヨーロッパ土と同質の日本製。とても軽いのが特徴。 他に扱いやすい清水焼の磁器を練習用に使ってもらっています。

今回、私もバルセロナで使用してきたのが、この「土もの」です。少し重いです。
他に、エンゴベとして、イギリス土 なるものも白くするために使っていました。

******うんちくコーナー*******

日本の土は高温、中温陶芸=マジョリカ焼きの材料の豊富なのがヨーロッパ。
日本では、瀬戸地区が「窯業=産業」として、世界一の発展を遂げましたが、現在は(特に震災以降)生産ラインは中温から高温に変わり、中温はすべて中国へ移ったようです。
中温陶芸の色に惹かれて(美大時代より)、ん〜じゅう年のpocoですが、日本で生産されなくなったのは残念です。(タイルも同じです。)



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コメント 2

おいしいパン

へ~~そうなんですね 中温って言うのは低い温度で焼くのですよね きれいな色に焼き上がるのですよね 日本で生産できなくなったのは残念ですね

by おいしいパン (2012-10-25 10:24) 

pocoApoco

は〜〜〜、そうなんですよっっ。
手間と割りが合わないんでしょうね。。。
中国に、いっちゃています。大量生産で。。クスンっっ。

by pocoApoco (2012-10-26 03:49) 

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