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スペインのタイル [Junさん]

スペインのタイル。 Hisakoさんと、 Junkoさんの制作から。

スペインタイルの古典技法とは、黒いライン入り。
茶色の抜きや、白の抜きは、クエルダセカとは言わず、スペイン、マニセス美術工芸学校(当時。現大学)の先生が生み出したともいわれる(ヨーロッパ陶芸家なら自然発生の技法かしら)、練習技法です。
さて、その「練習技法」が、とてもかわいらしく、日本でブレイクしています。
ポコポコッとした質感なので、「ぽこぽこタイル」と、もうしましょうか(笑)

クエルダセカと呼ばれるスペイン古典技法は、アラブの陶芸技法であり、スペインで命名されたと言われています。そして、永い年月を経て、日本では瀬戸地区の伝統技法ともなっておりました(現在も量産品として活躍しており、産業なので、命名されていないらしいです。)マンガンや大正黒(コバルトやマンガン)を含む専用の顔料で、区切るもの。

DSCF4835junhisa.jpg
デザインは、現在バルセロナで販売されているスペインタイルお土産グッズの中で、探しに探して、良さげな図柄を購入してきました(なかなか「欲しい」柄がないのが現状です)
そのお土産をベースに、課題に沿った「割り」を各自行っていただくのが「ガウディ割り」技法。
上の写真、まんなかのいまいちなのが、pocoriの習作(笑)です。

DSCF4842jun.jpg
Junkoさんは5年程前にも、syouko先生の毎日文化センターにて、ガウディ割りを履修済みです。
今回はスペインの材料を使って、ぽこぽこタイルです。
一部日本製のマット釉も使用。(27シャーベットオレンジ)

DSCF4850hisa.jpg
Hisakoさん講師養成コースの技法に、「背景、大きな部分の美しい色のせ」と、「細かな部分の6回のせ」技法を追加していただきました。


pocoApocoでは、スペインの
技法を日本式にアレンジし、美術界で酷評されていたいまいちなスペインタイルを、アートの世界へ引き上げて行くのが目的です。
そこで、アーティストコースの皆様には特に、作りたい作品を作れるようにするために、また、講師養成の方には、わかりやすくするために、日々頭をなやましております。

ここでご紹介するのは、スペインタイル歴8年しかも、毎月2回を継続して休まずに制作継続されていらっしゃるアーティスト系のお二人です。(現在は月一回です)
(それぞれ、絵画や、手芸のエキスパートでもいらっしゃいます)


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