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イギリス19世紀タイルに挑戦 [土から。立体(食器)レリーフ]

先日の集中講座で制作されたMariさん(沖縄県より来阪)による
イギリスタイルの制作です。

DSCF6450mari.jpg

前回1月の来阪時に、石膏型をぬきました。
日本の陶芸では、たたらづくりで板もの(タイル)をつくりますが、どうしても反る。 ヨーロッパではどうかと申しますと、古くより石膏型の圧縮で成型しています。 現在でも同じように作られます。 (タイル工場でも同じ原理です)

DSCF6449mari.jpg

細工用のカンナは、土の乾燥状態によって変えますが、スペインでもアメリカ製の細工カンナを見かけます。 他にスペインや他のヨーロッパ陶芸には、日本と異なる形状のカンナも使いやすい物があります(今回の写真には写っていませんが)

DSCF6458mari.jpg

見事な浮き彫りが出来ました。

この技法、関西では、その昔、小中学校の卒業記念などで、学校の壁に設置するため、信楽焼が開発し、固まった状態の土タイルを「彫刻」し、焼成し、貼付ける。という作品が流行っていました。(半生の土タイルです)。 それは、機械で圧縮されているため、空気も入っておらず、また、収縮割れをなくすため、シャモットがはいっております。
それなら、「陶芸」のことを知らずでも、板もの(タイル)が作れるわけで、陶芸と言うより、「彫刻」の作業です。
 現在の駅の構内などでも見かけられます。同じ原理の、古典タイルの作り方です。が、
pocoApocoでは、陶芸寄りに、土のことを知りながら、空気のことや、乾燥の事、釉薬との相性、化粧との相性などなど。。。作って行きます。
 
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