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順慶ビルでイタリアンタイル [店舗看板タイル]

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夜の順慶ビル。イタリアンといっても、タイル制作所です。
なかなか、「ぴん」と、こなかった最後のラインも、煮詰め、フレーム計画も進み、イタリアンマジョリカ、開始です。
イタリア食材店、CiaoMami様のイタリアンマジョリカ看板タイル。

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ニードルワーク。
ワタシの場合は、筆作業になってからのバランとりながら描くので、あくまでも、「アタリ」のラインとして、カルボン用のニードルです。


日本の夏。猛烈な湿度に悩まされ、
イタリアンマジョリカ苦戦。
地中海方式の作業は、日本では厳しい。
マジョリカ焼は日本では不可能と、書かれていた、大西清太郎著の大学時代の教科書は、、、こういう湿度だと、確かに。

食器は分厚いので厳しいとしても、世界最先端技術搭載の日本のタイル磁器。なんとしてでも吸わせてみせます。
湿度や気温が、陶芸ではとても重要です。
現代では「エアコン」あるし(笑)
おまじないとしては、30年前のタタライタ。
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「スペインタイル」と、呼んでいる、この温度の陶芸。色だしに30年間。まあ、そんなもんだろう。何かを作るって。。

と、先日のAzusaさんのタルヘタで思い出したのだが
私とスペインのタイルの出会いも、高校時代か。
当時、Azusaさんの行かれていたイスパニア学科のある大学に、幼稚園時代から親戚のようなおつきあい一家のお兄ちゃんが行っていた。のちに、バルセロナに道着かかえて渡り、現在、バルセロナで空手道場を開かれているYasusi氏。彼が、ご両親にプレゼントされたのが、スペインタイルらしくないアートなタイル。当時はタイルとは思わなかった。ガラス絵のような作品です。
のちに、私は芸大の陶芸へと進み、その在学中にyasusi師は、現地のかわいいMariさんと結婚。結婚式は大阪で、二次会は芸大生行きつけの谷8のカナディアン。
さらに10数年後、私がパリから夜行列車ホアンミロ号でバルセロナ入りしたとき、到着時間も連絡していなかったのに、フランサ駅に迎えに来て下さっていた、心温まるエピソード。 
彼らも、また、15年20年とかかって、ようやく今のように、2年に一度の沖縄の空手道場、大阪ツアーをバルセロナからやって来られるようになりました。
pocoApoco、ゆっくりですが、少しずつ、歩きたいです。

今回のイタリアン食材ciaoMamiさんのご注文制作時に、いろんな想いがよみがえってきました。
CiaoMamiさんありがとうございます。


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