ウマイヤ朝kayo

さて、スペインタイルではウマイヤ朝の影響も。。ということで、pocoの課題になっています。
kayoさん（トレセロクラス在）の作品。　この作品は、完璧なウマイヤ朝の再現です！ブラボー

注：kayoさんは千里丘工房で講師養成コースが始まって工房生となりましたが、それまで初期の2〜3年をカルチャースクールで学習し、その当時の履修時数は工房のディプロマでは半分に加算されています。ので、経験年数や作品数は同じトレセロの方よりずいぶん多いです。

さて、pocoのウマイヤ朝計画は、初級より、３〜４作品をそれぞれニベル（レベル）にあわせて制作してもらっています。これは、美術館での教室展にkayoさんが出品してくれた当時の作品ですが、まさにウマイヤ朝とセビリアが混ざり、kayoオリジナルになった星形タイル。ソカラト使いの逸品です。

ほら、これもこれも、ウマイヤ調からペルシャをへてアルメニアへ。この図案、不思議な事に、アメリカ大になっていたの。あれ？ウマイヤ朝ってイスラム系じゃなかったかなあ。まあ、「美」はややこしいことを超越して時代を流れて行くんだねえ。
そうしていくうちに、ウマイヤ調がスペインタイルや陶芸に与えた影響が体得できるのです。

ああ、全てを並べられないので、続きは工房で講義することに致します。

以下の作品は過去の作品よりピックアップしました。
http://pocorica.hp.infoseek.co.jp/pagina/kayonomura.html
（もう一人のkayoさんの作品集も参照）

k.nさん作コブレ、マンガンを使用したスペインタイル。ほら、ウマイヤ系でしょ。

k.nさん作図案のみウマイヤ朝。ここまでは初級（プリメラ、セグンド）あたりで製作します。

さらに、中級にあれば、ソカラトを使用したスペイン皿（ウマイヤ朝より）などをへて、
今回のような復刻へチャレンジしましょう。