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イタリアルネサンス復刻のケーキ皿 [絵皿]


norikoさんのケーキ皿(スペインタイル歴3年)
イタリアルネサンスのマジョリカ焼きを再現しました。
使用顔料/コバルトとセレステ  釉/デルフト釉
技法/初心者1ではみんな必須課題:
ラインによる顔料のせで学んだメディチ家(伊)のからくさ表札 
と同じ技法を経験者には自由に古典より選んでもらい復刻します。
ただし、セレステのラインは非常に難しく、これは中級者ならではの技と言えます。

周囲にもうひとひねり欲しいので、もう一度仕上がったらUPいたします。

スペインタイルの歴史で触れましたが、14世紀に始まり(ソカラト)、15世紀にクエルダセカのアラブ方式、ウマイヤ調の歴史のあるスペインです。そこから、カタルーニャ地方、、マジョリカへの流れ、そして、イタリアに渡り
当時ルネサンス全盛期のフィレンツエ、その近郊にある(現在では電車で3時間ぐらいかな)のファエンツア。そこでマジョリカ焼きの全盛期を迎えました。(余談、また、ポルトガルではアズレージョ、オランダではデルフトと、18世紀はヨーロッパの各地で焼き物が盛んになり、現在に至ります。注)そのころ、フランスやイギリスはまだまだです。この辺りは西洋史を観てくださいね)
さて、そのイタリア、ルネサンスの焼き物ですが、始めの頃の作品は、スペイン陶器の様子を色濃く残しています。日本でも、始めは師匠にあたる中国や朝鮮半島の焼き物を目指す訳ですから、イタリアもしかり。スペインを見習う訳です。古い時代のヨーロッパの焼き物は全てスペインのものをお手本にしていたので。カタルーニャのラジョラスに描かれている顔そっくりがドイツのビールマグになってた!ビアマグは、日本でも所蔵されています。キリンビールかなあの、ビアマグコレクション)


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