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クエルダセカとエンゴーベ [KaoR生花タイルシリーズ]

バルセロナのARAKI MOTOKOさんのタジェール釉、第八回教室展が終了。8回目!!!
今回は、「バルサ」の優勝パレードと展示会のオープニングが重なり、
参加者の出足が危ぶまれましたが、オープニングには、広いアトリエにも一杯の90名でお祝い!!バルセロナテレビの撮影も入り、さぞかしタイヘンだった事と思います。(当日は工房はギャラリーに変身!:motokoさんのパワーには毎回恐れ入ります。)(Taller yuuはバルセロナのセンター。世界遺産パラウデラムシカのそばにあるので、この日のセンターの状況は恐ろしい。)

通勤ラッシュよりバルサラッシュのほうが、断然すごい。。といえばおわかりでしょうか。)注:pocoがいた当時、グッゲンハイム美術館のあるビルバオに滞在したとき、通勤ラッシュはないのに、サッカーラッシュが、まるで、朝の「梅田駅」。と、大笑いしてしまった。 (注:梅田や大阪駅のラッシュは、「タイガースの新庄選手が初めて大阪にきたとき、今日はお祭りばいっっ」と思ったという「日常」です。)
バルサの優勝の日のバルセロナは、なんでも「ひつこい」スペインの行事と同様、バルサのスポーツタオルをマフラーにして、朝まで延々と街を歩いてる人々がよみがえってきました。(バレンシアの火祭りの「しつこさ」は、もっと強烈で、飽きるやろ〜なの全部ストップしてる一週間(もしかしたら1ヶ月日常がストップしてるかも)に比べたら、バルセロナのお祭りなどは、日常が行われた上で夜だけ3日というのは、はずいぶん日本に近い感覚と思ったけれど、それでも毎週末は盆と正月。の「なんでもひつこい」感で。)

さて、こちら、大阪、こちらもスペインやイタリアの「ひつこさ」で、ラテンしています。
「陶工房」が発売されたばかりなのに、もう、次の号の原稿。そんなことやっているので、封印されていた風景も戻ってきてしまいました。パンドラのバルセロナ。

spaintilekaoru.jpg
kaoru.jpg(焼成前の制作風景です。この小さなクエルダ(区切り)にぷるんとなるように、いっちんで盛ります。スペインの釉薬は日本のものより40度ほど設定が低いです。鉛が入ってるからだと思います。日本の釉薬は1000度でしか溶けないのと、固まりやすいので、焼く前にプルンとならないと発色時の光がいまいちになります。スペインの釉薬やイタリアの釉薬はボソボソで、乾燥後触れないけれど、でこぼこしてても大丈夫。(CMCを加えると治まりますが。でも、何リットル作る訳でなないので、CMC混入だと色が落ちるため、入れません)日本釉は、そうだなあ、、液体時に楽焼きの茶碗用のような感じ。数年ほっておくと瓶からでなくなるほど沈殿がきつい。。断然日本製の方がらくちんです)
が、今回、あえて、スペイン製のガラス釉を使いました。写真の部分は日本製の釉です。
kaoruさん作。フラワー教室の「ウエルカム壁面」
スペインタイル工房歴は半年。そのず〜〜と前(6年位前かな)に何度か受講されていた再入校者で、今回は講師養成コースです。今回の自由制作では、ご自宅でフラワーアレンジの先生をされていらっしゃるので、自作タイルでお庭つくり用。

spaintilenori.jpg
norikoさん作。ご友人のイラストレーターさんの絵をクエルダセカにおきかえました。下絵をみせて頂いたとき、半透明の釉(バルセロナrococo製)を思い出して、久しぶりに使ってもらいました。センスの良いnorikoさんなので、下絵の風合いをスペインタイルに作り替えるのにpocoも記憶の糸をさわさわとたぐっています。仕上がりのイメージは、イタリアタイル風味の南フランスアルザスタイルといった感じでしょうか。

spaintiletomo2.jpg
こちら、初級コース在のtomokoさんですが、アーティストで〜〜す。
どれもいい感じ!!これらも、全て、ご自宅の壁画になる予定です。おお〜グレイト!!!
ちなみにこれらの↑↓の作品は「課題」ですが、スペインタイルpocoの課題からいうと、
ソカラトの一枚がB点ぐらい。エジプト風猫が「課題範囲:A] 、四枚カット「C:使用釉違い」、白土絵タイル2枚[c:使用顔料違い」と厳しいですが、そんなことど〜でもいい!というバレンシアの学校の先生的にみると、(私もバレンシアでそうだった。コトバが通じないという難点もあったし。)「全ての作品オールAA」のスペインタイル誕生です!!!!ブラボー。
pocomoko.jpg

こちらが、以前UPしていた製作中(焼成前spaintile6217b.jpg


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gyaro

素敵ですね~♪
以前も記事を拝見させていただいてましたが、
こういったアートも楽しそうですね♪
by gyaro (2009-06-08 16:13) 

スペインタイル陶芸工房pocoApoco

gyaroさん、ボンゴさん
ありがとうございます〜


by スペインタイル陶芸工房pocoApoco (2009-06-09 14:02) 

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