SSブログ

建築デザイン [日々つれづれ]

展示会の搬入と、同時に次のプロジェクトにかかっていて、
(それはそれは、強烈な絵つけ!絵つけという日本語はニュアンスが違うわ、pinta!pintaです。建築デザイン会社の若くてかっこ良くっておおきくてバイタリティーらてんでスペイン大大大好きな社長氏が工房に登場。。poco負け〜)

陶芸家が想いも寄らぬ形の焼き物をつくりたいと、、一ヶ月前に打診があり、、折しも、その日は工房休みにして「初窯」日にやってきた。暑さと緊張で(何度やっても窯は緊張です)ぼ〜っとなっており、打ち合わせでシャキッと。。
覚醒後、こちら側ではPocoPotieとの合同プロジェクトだ〜と、摂津のmakiさんからめて、一ヶ月かけ、素焼きがあがったのが、展示会の搬入日。
窯出し後、makiさんと二人で考えて
、、、施釉。。。poco展示会の初日。

施釉おえてから、展示会会場に寄って、工房に着いたのが夜の7時。。。

次の日、かの社長氏、打ち合わせの後、いきなりマジョリカ焼に挑戦です。
発色が簡単な顔料もあったのですが、選ばれたのは、バルセロナの中世焼き物の復刻用顔料。
初日2〜3時間。
二日目6時間半。計10時間。
それが、すごいんです。今までたくさんの制作者と会ってきましたが、まさにトップの腕。
「社長〜、もし、アンダルシアで記憶を失っても、スペインの陶芸工房で筆もって食べて行けるわ〜」という、スペイン系。いや、イタリアでもOKか。

いやはや、そういえば、バルセロナで絵つけしてくれた建築家氏もそうだったわ。
建築系の人って、ほんと、真っすぐなラインがすごい。
そうだ、、
彼らって、腕がすでに、T定規、製図板、ドラフターセットになってるんだわ。(シザーハンズのように、ドラフターハンズ??)

真っすぐなラインというのは、デザイン系のデッサンには不可欠な線なの。絵画的な(東京系の美大)デッサンでは線を消すようなデッサンなんだけれど、私たちがやってきたのは、直線の重ねのデッサン。これだと物事がシャープに表現できます。手首で描くのではない長い直線。マジョリカ焼きでも、そのデッサンの陰影の付け方にして使うと、VeryGood。だって、マジョリカ焼きが発展したイタリアでは、アカデミックな訓練を受けたルネサンスの画家たちが絵つけしたからあの色が出たんだよ〜(と、、話はよこにそれましたが)なんしか、重要なことです。

ああ、工房にT定規と製図板はあるけれど、なぜか、土コネに使ってるわたし。
「図学および製図」という大学時代の授業の悪夢がよみがえってきました。。

焼き上がりは、ほんとに美しかった。
マル秘プロジェクトなので、写真の掲載は差し控えますが、
感動を文字で伝える事にします。

さて、その社長の会社は、
インターデザインhttp://www.interdesign.co.jp/

9/16〜18,インターデザイン社のブースが出展。
http://www.fair.or.jp/living/index.html
国際見本市インテックス大阪、プロデューサー喜多俊之 氏が『リビング & デザイン』を語る。
このポスター、心斎橋駅にも梅田駅にもバーンと貼ってあったからご存知の方も多いかも。
 nos veremos pronto!!  ciao!!



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。