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スペインタイル、イタリアタイル。日本のマジョリカ 材料 KAYO [専門コース]

kayocolore.jpg

KAYOさん 色見本なのに、作品。

日本の釉 色見本。 ベースはオパコとシュガー
それぞれの「窯変」を実験します。(陶芸用語では「食う」といいます。みなさんも、シュガーやキケンアカなどがよく「食われて」いるでしょ〜)
(注:この中に、2色だけイタリアのファエンツア釉が入っています、どれかわかるかな〜?)

修了後の必修課題になる全色使い(ご自分のセット内に揃ってる色たち)。 日本の釉版。このころになると、釉の性質を理解した上で、ご自分の制作に必要なものが解ってきています。(卒業前の色見本では、そこまで内容を理解しなくて良く、感じをつかむためのものでOKです。段階によって、指導の厳しさが変わります(笑)

日本の釉は 6番ベルデー、10番アスール 以外は、量の多少に関わらず、ガラス釉というのがよくわかります。
焼成は、日本の独特「ガラス釉」焼成法とマジョリカ焼成法です。(京都の窯業試験所でやっていたそうです。そこに通っていた芸大時代の友人:広島の宮島焼きの窯元くんより、これまた帰国後すぐに教えてもらった焼成法です。陶芸系の友人たちは、お互いに情報を広く教え合うあたたかい世界です。一人だけだと、一生のうちに到達できる技術というものは限られてしまうので、助け合うのでしょう。)
 と、横道にそれましたが、
工房には、この他に、3倍ほどの海外釉がそろっています。全部試してみよう〜(Kayoさんはほとんど試されました。 が、今回「ようやく日本の釉が、理解できました。はっきりとわかった」とおっしゃってくれました。 釉の実験は時間がかかりますが、科学なアートで楽しいですね。
なお、焼成は物理学です。

pocoApocoでは、10年前、、帰国後2週間での初個展とワークショップ後からすぐに、日本釉での置き換えが始まりました。pocoが制作するため、大量に使用するため、安全性が必要だったからです。 今では19世紀イギリス復刻釉も日本製で揃いました。
そのイギリス19世紀こそが
ニッポンのマジョリカタイルの色 です。
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