表札タイル 手作り

Atsukoさんの表札タイル。
過去にスペインタイル講座を２年履修され、今回は、なんと５年ぶりにスタジオまでやって来てくださいました。
リクエストは新築のお家に貼付ける表札。
ということで、１回の一日制作と、６回の自由制作コースで表札を作る事にしました。
簡単そうに見える技法ですが、なかなかうまく焼き上がらないのが、文字。
練習作を焼き、本当は、もう少し、クエルダの基礎からおさらいしたかったのですが、急を要する施行のため、実践で練習しながらという方向にかえ、たぶん２度焼きが必要になるだろうと、（大きなサイズだと割れるため、１０X15の２枚組にし、出来上がりを15X20cmになるようにしました）

修正中の表札タイルです。
修正に４時間かけました。もちろんpoco裏技炸裂ですが、それでもとってもタイヘンな作業を、集中してよくしあげました。
文字部分、全面再施釉。絵部分のフレーム加色。クエルダの広い面積の修正。


こちらが、最初の焼き上がりです。
まだ、全体にはっきりしていませんが、このままでも、遠目には「よし」ですが、もっと技を極めるために、「修復家」のように、修正してみました。

デザインは定番の古典タイルのpocoバージョンです。
基礎コースの課題にもなっていますが、初級から上級までそれぞれのレベルにあった制作のできる作品です。（色作りからご自分で作られたり、ラインの補正を入れるようになると上級者でも手強いアレンジになります。卒業後の自由制作でもお使い頂けます。）

表札にアレンジすると、これまた、泣く程時間のかかるデザインです。