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マジョリカタイル チューリップ [KaoRさん]

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マジョリカ焼きのチューリップ。
Kaoruさんのご自宅制作。
教室では「課題」の制作で新しい作品を作られているため、ご自身の制作として、お持ち帰り制作を初められて2年(3年かしら)。
真っ白ベースにこだわって。
pocoApocoのタイル生地は、白を出すために、お化粧品のファンデーションの素材を焼いてかためた磁器質ベース。釉は食器用の中性質のオパコ。(トランスパレンテとオパコの中間にあたる質感です)茶色タイルには発色しない白です。
使用顔料は18世紀復刻タイル用のスペイン製です。(有鉛)
これを、無鉛のイタリア製で描くとまた、ひと味違います。
また、ベースをマジョリカ土とデルフト釉でもずいぶん変わりますが、3級在のKaoruさんは、一つの組み合わせにこだわって、色を研究されつづけています。

最初は生花を工房に持って来て描いて頂いておりましたが、10cm角に4〜5時間かけられるため、次回にそのお花が変化してしまったため、施釉を特訓し、小さいタイルから。その後、15cmにチャレンジされ、最初の1年目は15cmサイズに3日間かけて描き込まれていましたが、この作品から、すっと描けるようになられたとか。
奥深いマジョリカです。素材だけでも順列組み合わせでたくさんっっ。さらに、顔料の載せ方、描き方。 これこそ絵画であり、工芸です。  もちろん、紙に描くのも、紙の種類、絵の具の種類と無数にありますが、マジョリカ焼きの場合、最後はどうしても「窯」。「窯で描く」絵画です。

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