マジョリカタイル [Aquicさん 2005]
Akikoさん、
オールドブリティッシュタイル
日本の材料で、アンティークマジョリカ焼を再現から、akikoオリジナルへ。
日本製のガラス釉は、ほんとにガラス(笑)。食器にもなるんだよ〜
(注:スペインのタイル用材料は、食器不可です)
釉の扱いも難しく、なかなか思うように発色しません。
10年生のakikoさんともなると、釉の性質もわかってきています。
えっっ?もっとかなあ。
2004年ごろに、INAX常滑タイル博物館の当時の館長さんがpocoApoco教室展に来て頂いて、その関係で、poco24名で、常滑までバスツアーで、制作して来たあの色。 10年かかって教室でも再現です。
使用釉 ローズピンク系、織部系、九谷系、藍系それぞれのpoco釉
土、マジョリカ磁器土
さてさて、スペインでは、クエンカ地方で作られていた焼き物のことで、アラブの陶芸技法で、昨年pocoが取材のために訪れたセビリアの世界遺産アルカサルに山ほどあったタイル。 そう、いま、皆さんが日本で「スペインタイル」ってよんでいるセビリア焼ともよばれているポコポコしたタイル(現在のスペイン中でおみやげとして販売されている)は、この技法からの単純化です。
そして、時をへて、
19世紀のイギリスは、バーナードリーチが紹介した日本の陶芸ブーム。スリップアートと呼ばれるもので、そんな時代、さらに、イギリスは産業革命ときた。量産を目的としたタイル。マジョリカの温度で焼いているのが、まさに、このタイルです。
織部やら、藍やら飴やらの釉の地味な色を、マジョリカでヨーロッパ風になったのがコレです。
また、日本で「タイル」というものが、初めて輸入されたのもこれら。
そして、そして、
現在は、当時の「料亭温泉」などのなごりで、京都の「さらさ」や、船岡温泉にも沢山、まるで、イスタンブールのように、みれます。
また、話はぐるぐるしますが、その「船岡温泉」や「さらさ」のタイルを修復、復刻したのが、INAXの技術者たちで、その経緯で、10年前のINAX常滑で、このビクトリア調タイルの体験制作ができたんです。(今はもう廃盤となりやってません)
で、どこでも作ってないんで、自力でっっ、Akikoさんがんばります。
生地は、土からこねて、2時間で3枚抜くのが限界です。
そのご、乾燥、素焼き。 施釉に本焼。 今回はさらにもう一度焼き。
(さらに、土を変えたり(笑)
とまあ、土タイル始めたら、深くて深くて。。。
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