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ラジョラス(バルセロナ地方のマジョリカ焼) [スペインタイル]

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Toshieさんのラジョラス。
カタルーニャ(バルセロナ地方)のマジョリカ焼。
18世紀復刻。
釉薬:日本製OPCO使用
顔料:スペイン製、イタリア製の顔料18世紀復刻(修復)用
額(フレーム):poco特注の木枠(MDF材による特注サイズの木枠なので、湿度の高い日本でも、ひずまずタイルが割れません。凹型。タイルの部分をへこませているため、タイルの端まで絵が見えます。塗料は、pocoricaの混ぜ合わせたオイルステンを濃厚に。スペインの色を再現しています。)
復刻版といえど、描き手によって全く違ってきます。イタリアものは、割と、そのままの復刻が多いですが、スペイン特にカタルーニャのラジョラスには、それぞれ自由な表情が描かれているのも特徴。
そして、大阪南船場で「復刻」された、TOSHIEさんのラジョラスは、このようなあったかほんわかな表情になりました。ブラボー!

***
日本で教室や制作を始めた時に、木枠にとても悩みました、、、
さて、木とタイル。日本のように湿度がある国だと、素材的に相性は悪いんです。色味や質感は相性がいいのですがねえ。。。

さて、バレンシアの火祭りも近づいてきました。pocoがバレンシア在のときとても街中に住んでいた為、PISO(アパート)の真下の広場で火祭りの人形が燃え盛り、部屋の中まで火の粉が、、あぶないっっ。。でしたが、、、さて、バレンシア地方では、松食い虫のような木を悪くするものが多かったようで、年に一度古い家具を「健康のため」焼いていた習慣から、あのような火祭りになったらしいです。 バレンシアの古いPISOには、木材が使われていませんでした。そのかわりに、ソカラトというタイル(レンガ)が使用されていたのでしょうね。
そして、バルセロナ。ここも、木材の階段まではありませんでしたが、(かわりにタイル張りの階段)天井には、木製の梁が何本も通っていました。とても素敵な色合いでした。
さらに、北上したマドリード。ここは、木材が盛んに使われていて、木製の階段。ココまで北上すると、もう、木を悪くする害虫がいないんでしょうね。。。
もっと北上したバスク地方も木の階段があったような。。。(うろ覚えですみません)

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goal

きょうはレッスン行けなくて残念!
風邪が治ったら、、自主トレするぞ!(ってか、イメージトレーニングかな・・・)
by goal (2010-01-23 23:00) 

gyaro

湿度も関係あるんですね~!
やあり奥が深いです☆
by gyaro (2010-01-24 00:05) 

スペインタイル陶芸工房pocoApoco

goalさんgyaroさん
コメントありがとうございます〜。
gyaroさん、そうなんですっっ、日本でマジョリカ焼は不可能でした。焼き物は建築の絵として発展したヨーロッパと食器として発展した日本。素材も、湿度の高い日本には木の建築。そして、木は伸び縮みするんで、陶器が割れる。。焼き物は窯をたくときでさえも、雨の日はいやなんです。今でも、、湿度ととっても関係するの。
by スペインタイル陶芸工房pocoApoco (2010-01-24 00:48) 

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