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手作りタイルのウエルカムボード [Toshさん2009]

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Toshieさんの手作りタイルのウエルカムボード
黒課題は、たくさんの黒ラブシリーズでこなされており、マケット省略。
アールヌーボー「ガレのとんぼ」課題は、未履修ですが、あのタッチで。

明るい粉コバルトは難易度が高いのですが、その性質を逆に利用して、カットで表現。(コバルト系は10色以上あり、全体のバランスをみながら、甘い系、クール系など、あわせていただきます)
大物制作はプライベイトレッスンも含め、上記の課題も頭に入れながら制作しました。
ブラボー。
ご自宅のお庭をとっても素敵に作り替えられたToshieさん、あとは、特注のアイアンフレームで、ざくっと差し込みましょう〜♪

**よもやまばなし**

通常、スペインの釉は鉛釉といい、その中でもクエルダセカ用の茶タイル用釉薬は、体には悪いですが、溶けやすく簡単です。
が、pocoApocoでは、スペイン製の通常のクエルダ用のなかでも、難易度の高い、けれども、鉛がマシな、ガラス釉を多用しております。

スペイン製の粉釉をの中で、特に茶タイル用のマット釉を大量に使用時に、工房内飲食禁止にしているのは、鉛だからです。使用後は、手洗い、うがい、目洗い、鼻洗い、換気 後のお茶にいたしましょう〜(笑)

誰ですかぁ〜カフェドポコがしたいから、安全材料の研究に精を出してるって〜(笑) いやいや、おやつも大切です(笑)

ちなみに、今回の使用スペイン釉は、マット系ではなく、わりと安全なガラス系です。(難しいけどねっ)白い生地にのみ、発色します。

pocoのメインタイルは日本製なので、スペイン現地の白タイル(ポルトガル製)よりも、きめがずっとずっと細かく、(お化粧のファンデーションの粉で作られている)高級素材のため、発色がとっても良いのです。(写真では解りづらいですが、展示すると特に屋外展示では、断然、差がでます)

また、日本製の釉は、食器用使用可能な安全釉です。
日本の窯業基準は世界でも一番厳しいので、また、基準が変わり、絵付けの産地は大騒動です。
有田に清水に九谷に、何年かに一度、鉛系の基準が変わり、そのたびに、絵付けの産地は大変な苦労をされております。pocoは、清水焼の材料も使用していますが、それでもこの10年に3度、基礎素材がかわりました。
もっと大変なのはpocoのベース素材の瀬戸の釉の変化です。工房内に一斗缶5缶あるのは、そのせいでした。10年分があるだろうか(苦笑) (やっとこ、1缶移し替え完了)
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